歩・探・見・感

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鴻巣市指定文化財 吉見道 道しるべ

発見日  2023年4月10日

発見場所 埼玉県鴻巣市人形一丁目

 

鴻巣市を探索中、踏切の手前に何かあるのに気が付いた。

 

道しるべだった。

以前も訪れたことがあるはずなのだが、記憶がない。

調べてみたら、やはり2021年11月29日に訪れていた。

覚えていないっていうことは新鮮な気持ちで見れるからいいのかもしれない。

しかし、同じものを又記事にしないように気を付けなくてはいけない。
最近もこれは新発見かと思ったものがあったのだが、過去に投稿したものを調べてみたら、既に記事していたことがあったばかりだ。

 

右側のもの

従是ちち婦ミち
  坂東よしみひき志可う 当村願主蓮栖法師

 

左側のもの

正面

庚申

 

右側面

よし見岩との道

 

左側面

享和二壬戌年

仲秋吉日造立之

鴻巣市指定文化財
吉見道 道しるべ

昭和三十七年八月十六日指定

 道しるべは主要街道から脇往還などへ入る分岐点に立てられた道路標識であり、近世に至り交通往来が頻繁になるにつれ、旅人の利便のため各所に立てられた。
 この道しるべは本街道である中山道から脇往還である松山秩父方面への分岐点に立てられたもので、市内に残されたものの代表的なものである。
 左右に二基あり、右側のものは寛政七(一七九五)年の銘があり、高さ一三五cmで正面に
  従是ちち婦ミち
  坂東よしみひき志可う 当村願主蓮栖法師
と記されている。
 左側のものは庚申塔を兼ねたもので、高さ七五cmで正面、左右及び台石に刻字がある。
  右面 よし見岩との道
  正面 庚申
  左面 享和二壬戌年仲秋吉日造立之
 よしみとは吉見岩殿山安楽寺を指し、ひき志可うとは岩殿山正法寺及び都幾山慈光寺 を指したもので、いずれも秩父・坂東霊場巡拝の流行にともない、巡礼者への案内標識として立てられたものであろう。

 平成九年七月
 鴻巣市教育委員会