甘酒で有名な神田明神鳥居際の老舗天野屋にはいろいろなものが展示されていた。
訪問日 2023年4月25日、5月6、11日
訪問場所 東京都千代田区外神田2-18-15
平成21年4月1日指定
糀室 附 明治37年室之図
所在地 千代田区外神田二丁目18番15号
所有者 糀室 株式会社天野屋
明治37年糀室之図 千代田区
天野屋の糀室は、明治37年(1904)に建築されたもので、現在でも天野屋で製造・販売する甘酒や味噌などの製造に使用しています。 この室は、関東ローム層を地下6メートルまで掘り、天井をアーチ型に形成した地下室で、壁・天井には煉瓦が張られています。
天野屋の創業は、弘化3年(1846) と伝えられ、明治37年糀室之図(千代田区所有・天野博光氏寄贈) によれば、かつては竪坑から複数の室が放射状にのびていたことがわかります。またこの図面には、天野屋の創業以前に成立していたと伝えられる室や、明治期に増設された室が描かれており、天野屋では、長い年月の間に室の改築を繰り返しながら使用してきたことを示しています。しかし放射状に配置されていた室は、平成3年(1991) に「床」(菌をつけた米を熟成させるための室) などの一部分を除いて取り壊されました。
現存する糀室は、震災・戦災をくぐり抜けて建築当時の構造を残しており、100年以上もの間、 製造のために使用され続けているという点では、区内で唯一、都内でも数少ない存在といえます。そして、製造施設の価値のみならず、江戸時代から引き継がれる糀製造や商いの変遷などを示す文化財としても稀少な物件のため、千代田区指定有形文化財(建造物)に指定しました。 なお、糀室は実用しているため一般公開はしていません。
平成21年10月 千代田区教育委員会
糀室内部(床場) 写真提供:天野屋
「明治37年糀室之図」
正面
右側には平成19年に店をたたんだ16代・浅子周慶作の小ぶりながら豪華な造りの女神輿(別名:美人神輿)が展示されている。
鬼瓦
竜の彫り物
屋根の上に鬼瓦、看板の下にはお面?
鷲?鷹?
小さなお社と狸の置物
宝船の氷の看板
メニュー
甘酒だけではなく、いろいろ甘味もあった。
右側
「かうぢ」の看板と「神田明神前」の都電停留場標識。
「あまのいわと」の駅名看板
看板建築等の模型
鯉のレリーフ
鬼瓦
狸の置物
私は昭和十三年生まれの信楽焼の古狸です。
戦火を逃れ、神田明神の参道で毎日皆様を見守っています。
狸は(他を抜く)と言われ、旅館、料亭、商家等に縁起が良いのでたくさんの仲間がいます。天野屋と共に末永く私を可愛がって下さい。
古狸より
なまず時計
左の金魚は動いていなかったが、右のなまずは動いていた。
どういう仕組みで動いてんだ?
それにしても高い!
こんなの買う人いるのか?
左側
左手に持っているものは鬼?
普通屋根の上にあることが多いのだけれど、ここのは塀に設置されている。
Bingに天野屋の鍾馗様のことを聞いてみたら、「鍾馗様は、天野屋の看板商品である糀を守ってくれていると思います。」と答えがあり、なかなかいい答え方をするなと感心した。
瓦の飾り
鯉と波?
鬼瓦
住所プレート
たまに見かけるプラスチックケースのタイプのもの。
中身は現住所のものに入れ替えられていた。