小金井市を探索していたところ、いつのまにか三鷹市との市境を歩いていたようだ。ふと通り沿いの表札を見たところ、三鷹市の旧町名のものがあった。
ラッキー!
①発見日 2023年9月4日
発見場所 東京都三鷹市井口四丁目
と喜んでいたが、家に帰ってから調べていたところ、まだ見落としているものがあることが分かった。
そこで、そのためだけではないが、翌日も三鷹市を訪問することにした。
そして無事発見することができた。
②発見日 2023年9月5日
発見場所 東京都三鷹市井口四丁目
③発見日 2023年9月5日
上連雀通南児童遊園
上連雀通り北交差点
この交差点を通る東西方向の道路は「新道北通り」となっており、「上連雀通り」となっていない。
新道北通り
『新編武蔵風土記稿』によると、下連雀村、上連雀村を東西に通過する道路は“連雀通り”と記載されている。江戸期に、通りを軸とした連雀村の開村が行われた。その連雀村の延長上に上連雀村や井口新田が形成されていった。連雀通りは井口新田~上連雀~下連雀~牟礼へと続く江戸往還で、三鷹の江戸期の代表的な道路だ。現在も”連雀通り”と呼ばれているが、他にも小金井街道、久我山街道とも呼ばれている。
井口は、江戸中期、上連雀村を開発した井口権三郎が上連雀村に続いて新田開発をした地域で、享保年間(1716 ~ 35年)頃の開発による武蔵野新田の一つといわれている。井口新田の名は、開発を行った井口の姓をつけたものといわれている。