歩・探・見・感

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芝東照宮の「イチョウの黄葉」と「磐座」 in 東京都港区

イチョウの巨木の黄葉が見事だったので、参拝することにした。

2023年12月12日は曇っていたので、2023年12月14日再訪する。

訪問日  2023年12月12、14日

訪問場所 東京都港区四丁目八番一号

芝東照宮



御由緒


御由緒
御祭神 德川家康公 御神像
慶長六年元旦御年六十歳の時 家臣に命じ之を彫刻せしむ 
東京都重要文化財指定

御鎮座年月
永世国家を守護し国民の繁栄を祈願せんとの 仰せにより元和三年三月に当地に奉安す

祭日
例大祭 四月十七日(御逝去日)
月次祭  毎月一日 十七日

社殿
権現造り昭和四十四年八月完成鉄筋コンクリート
旧社殿は国宝なりしが戦災により焼失す

公孫樹
寛永十八年三代将軍家光公の手植
昭和五年文部省指定天然記念物
                以上
           芝東照宮

鳥居とイチョウ


扁額に"家達"とある。

"家達"は"いえさと"と読む。

最後の将軍・徳川慶喜の後に、徳川宗家を継ぎ、”十六代様“と呼ばれていた徳川家達氏の揮毫とのこと。

東京都指定天然記念物
芝東照宮イチョウ
所在地 港区芝公園四丁目八番一号
指定  昭和三十一年八月二十一日

芝東照宮は、以前は増上寺安国殿と呼ばれ、「江戸名所図会」にもその姿が見られる。明治の神仏分離によって増上寺から切り離され、東照宮となった。
このイチョウは、寛永十八年(一六四一)安国殿の再建に際し、三代将軍徳川家光が植えたものと伝えられている。
昭和五年(一九三○)に史蹟名勝天然紀念物保存法に基づいて国の天然紀念物第二類(地方的なもの)として指定されたが、昭和二十七年に文化財保護法が改正された時、国指定は一旦解除され、その後昭和三十 一年に東京都の文化財保護条例に基づき指定し直され現在に至っている。
平成五年(一九九三)の調査では、高さ約二一・五メ ートル、目通り幹囲約六・五メートル、根元の周囲が約八・三メートルある。
平成十四年三月二十九日
東京都教育委員会

説明
日通幹囲六メートル餘
公孫樹の地方的巨樹
として有数のものなり

  注意
一.柵内に這入らざる事
一.濫に火気を用ひざる事
一.枝葉を伐採せざる事
一.根幹を損傷せざる事

昭和十一年四月十七日
文部省

芝公園から見たイチョウ



本殿の右側に新しい木の看板があるのが目に入った。



磐座だって?


以前はなかった。

令和五年五月に設置されたもののようで、それ以降で訪問したのは今回が初めてだった。

磐座
旭稲荷大善神
白鳥大善神
武吉辨才天

日比谷から田村町、そして芝東照宮
遷座 この磐座は徳川家と
小田原北条家の交誼の歴史に
関係があると思われます

今和五年 五月吉日

施主 堀川 富二郎
   堀川 士郎

これだけだとどのような経緯でここにあるのかわからない。

元は日比谷のどこにあったのだろうか?

田村町は1873年(明治5年)に成立し、現在の西新橋付近がそうだったようだ。

徳川家と小田原北条家の交誼の歴史に関係あるというのも謎。

ネットで調べても、このことに書かれているものは発見できず。

※磐座(いわくら、磐倉/岩倉)とは、古神道における岩に対する信仰のこと。あるいは、信仰の対象となる岩そのもののこと。