歩・探・見・感

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東京駅のゼロキロポスト+α ~ 在来線・地下編(横須賀・総武快速線) ~

最初に訪問した時(2024年3月2日)は、なぜかここに寄るのを忘れてしまっていた。

元々予定していたのだが、京葉線だけで満足してしまい、もうこれでお終いと思ってしまったのかもしれない。

事前調査不足で再訪するというのならまだ許せるのだが、忘れるってどういうこと?

たぶん、年のせいだ。

訪問日 2024年3月5、9、11、12日

調べるたびに見落としていると思われるものや探しても見つからないものがあり、複数回訪問することになる。

地上階の在来線と違って電車が来てもすぐ発車するわけではない時もあるので、写真を撮るのに待ち時間があったり、1・2番線と3・4番線のホームの行き来で大変だった。

ホームも何往復したことだろう。ホーム上に貼られているもの、壁に貼られているもの、ホームとホームに間に置かれているものを確認していく。結構地味な作業。地上階だと人が多くて、待っている人を避けるのが大変だが、地下階のホームは地上階ほどではなかった。

これは横須賀・総武快速線にあったもの?、京葉線にあったもの?

どちらにあったか混乱しているものもあり、もしかしたら、京葉線のものと混じっていたりするかもしれないがその場合はご容赦を願いたい。

何日かに分けて撮ったので、写真を探すのも苦労する。

検索しても地下だからか全部出てこないような感じなので、Googleフォトをスマホ版とパソコン版で見比べながら、行ったり来たりして探している始末。

まず、歴史から見ていくことにしよう。

1972年7月15日
開通した総武快速線 東京-津田沼間の起点として開業した。

1976年10月1日
東京-品川間の現・横須賀線部分が開通。東京トンネルが貫通して総武快速電車の延長運転が始まった。

1980年10月1日
総武快速電車と横須賀線電車とが相互直通運転を開始する現在のスタイルになった。
ホームの番線数字は東側から1・2・3・4と、地上の在来線とは逆の順に振られている。

ゼロキロポスト

1番線


これにだけ停車場中心とあった。

「0Km」を示すステッカー

海とカモメと浮き輪、湘南の海をイメージしているのだろうか?

2・3番線の線路の間

2番線側から



3番線側から



近寄ってみよう。

←東京|新橋→
と書かれている。
そもそもここは「東京駅」だよね。
「←東京」となっている方面は「新橋駅」、「→新橋」となっている方面は「新日本橋駅」。
どういう意味?

排水溝の蓋やレールにも0k000と書かれている。



4番線


中ほどに見える青黒いパイプは地下水を流すもので、10km以上先の大井町付近の立会川に排水されているそうだ。

0-0-0と書かれている。

3・4番線のホーム床面にも「0Km」を示すステッカーが貼られている。



ゼロキロポストだけ探すつもりだったのだが、探しているうちにゼロキロポスト以外にもいろいろ気になるものがあったので、紹介することにしよう。

ホームの何ヶ所かで見かけたこの色違いの南北のタイル

南北と書かれていない色違いのタイルもあるが、これらの下には地下水による浮力上昇を防ぐアンカーが130本も打ち込まれているそうだ。

こうさらっと書いているが、大工事だったようだ。

丸の内トンネル(東京地下鉄)のプレート

中央付近に2枚黒く見えている。



プレートが右端に見える。
成田エクスプレスが動き出した。

通り過ぎる瞬間をとらえた。



近景


右側

丸の内トンネル(東京地下鉄
型  式 複々線鉄骨箱型
延  長 118M260
設  計 日本国有鉄道東京第一工事局
施  工 鹿島建設株式会社
着  手 昭和43年12月2日
しゅん功 昭和49年2月25日

左側

丸の内トンネル(東京地下鉄
型  式 複々線鉄骨箱型
延  長 271M22
設  計 日本国有鉄道東京第一工事局
施  工 株式会社大林組
着  手 昭和43年4月19日
しゅん功 昭和47年7月14日

書かれている文字が読みにくいので、違っているかもしれない。

4番線側は右側は設置されたと思われる跡が残っていて、左側のものしか残っていなかった。

なんて書かれているか読めないところが多い。

左側に設置されているので、上で紹介した左側のものと同じものかと思ったが、右側と同じような気がする。

ひらがなの駅名標



2番線と3番線の間の柱に一つ置きに設置されていた。



鳩サブレーの広告

設置されていた広告はこれだけだったように思う。

案内表示板

写真だとわからないかもしれないが、黒色のテープが貼られており、文字が消されている。

テープの下にはかつて運行していた「あやめ」と「Ayame」が書かれているはず。

快速グリーン車



特急乗車口

シールが貼られているものもあったが、生き残っていたもの。

謎の線「浜松町丸の内線 1号 No. 11」

これ一枚しかなかった。

ここは浜松町でも丸の内線ではないんだけど。

注意

このトラフの中には6万ボルト特別高圧送電ケー ブルが収納されていますから注意して下さい。
東京給電

ホーム事務所は50メートル先にあります



快速 
11両編成の乗車口
は、ここまでです



11両 最前部

   最後部

11両は最前部でもあり、最後部でもありということなのかな?

どういう意味?

鉄道用語?

逗子ライナーのシール

2015年に廃止になっているそう。

このシールはまだ、結構残っていた。

4号車のシール

何の電車かわからない。

NEXは成田エクスプレスだけど「併」の意味は不明。

古い成田エクスプレスのシール



手のマーク2種

調べてみたが、何を意味しているのか分からず。

禁煙


地下4階に戻ろう。

手作り風がいとおかし。



特別避難階段 No.3



消火栓



ホース格納箱



非常電話


地下4階の案内図


上の案内図の右側に2ヶ所階段の絵がある。

この出口のことかな?


中に入ってみた。


上にシールが貼られているが、45mと書かれているのが見える。

このように消されているものを見ると、どうしても消されているものが気になってしまう。

階段を見ると電気は点いていた。

登ってみよう。

誰にも出会わない。

地下1階に出た。

と書いたが、ちょっと怖い感じがしたので、実際には登ってはいない。

たぶんここに出るのだろう。

下の雰囲気とここの雰囲気が全然違う。

自分の知識では、調べてもわからないいろいろ謎のものが存在していた地下であった。