歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

俎橋児童遊園にいる寿人遊星は未来につながっていた

この彫刻がある通りはよく歩いているのだが、写真を撮ったのは初めてだった。

今までこんな特徴がある彫刻に気が付かなかったのか?

記憶にないのだから、気が付かなかったのだろう。

と書いたが、よくよく調べてみたら、4年前の2020年に写真を撮っていた。

4年も前の事なんか覚えていない。

これに出会ったら、撮らないわけないよね。

紹介する前にタイトルにある「俎橋」。

読める人はいるだろうか?

「まないたばし」と読む。

「俎板橋」と書かれているものもあるが、この橋は「俎橋」が正しい。

「俎板」という書き方は、「俎」を「まないた」と読ませるために生まれた表記ではないかと言われているようだ。

俎の和名は・・・。

この辺にしておこう。

発見日  2024年1月20日(2024年3月30日、4月6日再訪)

発見場所 東京都千代田区九段北1-1-1 俎橋児童遊園


寿人遊星



後ろ姿



左側面

右側面からも撮りたかったのだが、大きな荷物を持ち、居座っている人がいたので、撮ることができなかった。

説明板

この彫刻は、一九八六年 ハレー彗星の地球接近を記念し、人びとの幸福を望み、星と縁(ゆかり)の深い”寿老人”を模して製作されたものであり、「彫刻のあるまち・千代田」として、潤いと個性のある歴史と文化を重視した新しいまちづくりを願う久保金司氏より、神田の魅力を記録した絵本「かんだ彷徨」の浄財をもとに本区に寄贈されたものです。

昭和六十一年七月
千代田区

”開・銘板 二〇六一年 ハレー彗星接近の年”

制作者は、山下恒雄氏(東京藝大工芸科名誉教授)

最後の「開・銘板 二〇六一年 ハレー彗星接近の年」はどういう意味かと調べていたところ、像の下には次にハレー彗星がやって来るときに開けるタイムカプセルが埋められているらしく、その中には街の発展を願う当時の千代田区長のメッセージや区の計画書、子供たちの作文や神田の街の写真集などが入っているらしい。

2061年まであと37年、まだまだ先だなあ。

調べているとこの"寿人遊星"は「神田アート七福」というもののひとつであることを知った。

他には下記がいるらしい。

布袋尊 :千代田区神田駿河台3-9 三井住友海上駿河台ビル
弁財天 :千代田区外神田6-16-9 オガタビル
えびす様:千代田区外神田2-16-2 神田明神
毘沙門天千代田区神田駿河台2-5  村田ビルディング
吉祥天 :千代田区神田須田町1-2 淡路町サニービル
大黒天 :千代田区神田佐久間河岸78-3  柴田ビル

撮ったことがあるものもたぶんあると思うが、知らないものもある。

また目標のひとつができた。