歩・探・見・感

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港区立桑田記念児童遊園で発見した旧町名「東京市赤坂區檜町」

2024年2月3日探索途中で赤坂アカデミーマップを発見。


中之町?

旧町名じゃん。

幼稚園だけに残ってんのね。

赤坂小学校、中学校横の歩行者専用道路を登っていく。

下に降りていく階段の途中に大きな石碑の裏側が見えた。



これは確認しに行かねばならない。

こりゃ何だ?



家紋?



碑文


昭和一一年(一九三六)に赤坂區が建てた石碑だった。

桑田家の当主権平(ごんぺい)は先代衡平(こうへい)の三三回忌に当たり一九三〇余坪の土地と邸宅すべてを赤坂區に寄付したという内容が記されているそうだ。

碑文の中に旧町名を発見する。

東京市赤坂區檜町」



東京市赤坂區」



階段下は公園だった。

先ほど横を歩いていたのだが、この石碑の存在には気が付かず、素通りしていた。

港区立桑田記念児童遊園

沿革
昭和10年4月 桑田家より寄贈
昭和11年9月 桑田記念館として開館
昭和20年 5月 戦災により消失
昭和25年11月 桑田記念児童遊園として開園
昭和62年 3月 「歴史と文化の散歩道」の一拠点として整備される
平成30年3月 赤坂九丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴い桑田記念児童遊園を移転・ 再整備

桑田家はこの地に永く在住していました。先代衡平氏は特に教育事業に尽くされた方です。当主である権平氏も孝心深く、先代の志を受け衡平氏三十三周忌を記念し昭和十年四月十七日、東京市赤坂区檜町の宅地約二千坪と邸宅を本区に寄贈されました。また児童図書館設備その他諸経費として同勝子夫人より多額の寄付も受けました。本区は同邸を改築し桑田記念館とし図書館を併設、永く桑田家の徳行をたたえることに致しました。また明治二十三年に開園した中之町幼稚園は平成二十六年に赤坂九丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴い移転し、桑田記念児童遊園をこの地に移し、新たに再整備しました。かつて幼稚園の園庭にあったソメイヨシノは当時の状態を保存しています。

この文章に書かれていたソメイヨシノ

春になって桜が咲いている頃にまた来てみたいと思いつつ、その頃になったら忘れているんだろうな。

桜が咲くころに行きたいと思った場所がいくつもあったはずなのに、覚えているものがない。

どこだったっけ?