最近は、後入れ先出しが続いている。
記憶が新鮮なうちに紹介したいので、どうしても最近訪問したところから紹介してしまう。
過去インプットしたものに対してのアウトプットが追い付いていない。
でも、自分が追い求めているのは、消滅していく運命のものばかりなので、そのうち紹介できるものがなくなってしまうのではないかとの不安がないわけではない。
その場合は探索範囲を拡大していくしかないだろう。
足立区旧町名第3弾である。
今回は、現町名は町が抜けただけの「大谷田」で、少しインパクトに欠けた旧町名の紹介となるが、大谷田1~5丁目の世帯数約8千の中から見つけた1件である。
8千軒すべてを確認したわけではないので、偉そうなことは言えないが・・・。
発見日 2021年10月9日
発見場所 東京都足立区大谷田5丁目
江戸時代初期の1616年(元和2年)に伊奈半十郎書状の「淵江之内大谷田新田開之書」に大谷田が初めて記載される。
1871年(明治4年)11月22日
南足立郡に編入される。東京府南足立郡大谷田村となる。
1878年(明治11年)
郡区町村編制法施行により、東京府南足立郡大谷田村となる。
1889年(明治22年)
南足立郡東渕江村大字となる。名称は「大谷田」。
1932年(昭和7年)
東京市設置。南足立郡を足立区に再編。東京市足立区大谷田町となる。
1943年(昭和18年)
東京都制施行。東京都足立区大谷田町となる。
1960年(昭和35年)
大谷田町の解体再編により、大谷田新町一丁目-二丁目、大谷田町一丁目-三丁目となる。また一部は現行の中川一丁目、中川二丁目、中川四丁目、中川五丁目、東和四丁目となる。
1967年(昭和42年)
大谷田1-2丁目が成立。
1976年(昭和51年)
大谷田二丁目を再編。五丁目が成立。これにより現行の「大谷田一~五丁目」が成立する。
地名の由来
「谷」は「やち、やつ」と読み、低い土地を表している。大谷田は「大きな湿地帯」という、その地形からきた呼び名だったと考えられている。