歩・探・見・感

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2021年11月18日探索記録

久しぶりに、と言っても10月30日以来だが、探索記録を投稿しようと思い立った。

越谷市には、以前、埼玉県の日光街道の6つの宿場町(草加宿、越ヶ谷宿、粕壁宿、杉戸宿、幸手宿、栗橋宿)探索や町名看板探索で何回か訪問したことがある。
今回は旧町名探索が主な目的で訪問した。
旧町名については、後日投稿する予定だが、探索中に出会った気になったものをいくつか紹介したい。

南越谷5丁目の街区表示板

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番地が26から急に3168まで飛んでいるところがある。
調べてみると途中3142,3144,3145もあった。
町名が南越谷5丁目に変更される時、なぜかここだけ対象から外されていたようだ。
地図で見ると40軒くらいの民家があるようだが、理由は分からないが一致団結して反対したのだろうか?
後に町名変更だけは受け入れることになったようだが、地番は大字蒲生時代のものを継続して使用しているようだ。
町名変更は受け入れたのだから、地番も変えればよかったのにと思うが、これはよそ者だから言えることだろう。

 

左はムクドリヒヨドリ?が柿を、右はシジュウカラが何かの木の実を、と秋の味覚を楽しんでいた。

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ラクル北?

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交差点名が「ミラクル北」になっている。
ラクルとは何だ?
「ミラクル」とは越谷市科学技術体験センターの愛称だった。

以下ホームページから引用。
2001(平成13)年に開設され、観察や実験・工作体験など五感をとおして、科学技術に興味と関心を持っていただき、未来を担う創造性豊かな人材の育成を図ることを目的に建設された体験型科学館です。この体験が夢の実現につながるように、そしてすばらしい未来が来るように願いをこめ、愛称を「ミラクル」と名づけています。

 

富士ショッピング
所在地 越谷市赤山町4-7f:id:citywalk2020:20211119092742j:plain

たまにこのようなアーケード型の店舗を見かけることがある。
中に入らなかったが、駄菓子屋「赤城屋」と古本屋「すずめ出版 古書部」があるようだ。
「赤城屋」の創業は1980年代、『富士ショッピング』内で蒲鉾屋を始めたのがルーツらしい。その後、子供達が飽きない様にと、駄菓子を置くようになり、駄菓子専業へとシフトチェンジしたようだ。
「すずめ出版 古書部」はビデオゲーム・麻雀の文献を扱い好事家の間では有名らしい。
かつては豆腐屋・魚屋・焼鳥屋・玩具と文具の店・美容院・写真館などが連なった商店街となっていて、毎日多くの買い物客で賑わっていたそうだ。

日光街道沿いにある左「笹屋陶器店」と右「木下半助商店」の店舗内。

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現在の商店では考えられない商品陳列である。

「笹屋陶器店」 埼玉県越谷市越ヶ谷本町8-5
昔ながらの陶器店で、茶椀、和皿、洋皿、花瓶、陶磁器、漆器、硝子器等を販売している。
=キャッチフレーズ=
老舗商店は宝の山。珍品ずらり驚きの連続!

「木下半助商店」 埼玉県越谷市中町7-20(中町4675)
日光街道に面した商店で、明治時代の帳場の雰囲気を残した、対面形式の金物屋。明治期の越ヶ谷宿の面影をよく伝えており、明治時代後期から大正時代に建築された「店舗及び土蔵・石蔵・主屋・稲荷社」が平成27年(2015)に越谷市で初めて国登録有形文化財となった。

前面が銅板葺きの蔵

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紅葉した蔦がまとわりついている。
もう現役ではないようだが、このような銅板葺きの蔵は見たことがない貴重なものだと思う。

 

蔵の隣にある「稲荷屋」の左横にある看板?

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どれもよく読めないが、何と書いてあるのだろうか?
右側はこの店の名物がうなぎだがら「うなぎ」?
中央は「志るこ」か?うなぎ屋にお汁粉はないよなあ。

所在地 越谷市越ケ谷本町3-28

創業 昭和3年(1928年)

 

ククレカレーの看板

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トタンに隠れていて全体が見えない。
調べてみたところ、たばこの看板のようだが、見たことがないので、全体を見てみたかった。

 

清月堂本店

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もう営業はしていないようだ。
中央の屋根らしきものが崩れ落ちてきている。
両側にあるのは「ウダツ」と呼ばれている防火壁だろうか。

旧街道沿いには、このように放置されている建物もよく見かける。
観光資源して再活用できないだろうか?

 

「嵐」一番搾りの広告

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まだ酒屋に飾ってあった。

かなり色あせてしまっているが、これもある意味貴重なものであろう。

香取神社

紅葉がきれいなので、撮ってみたが、あまりきれいには撮れず。
狛犬は何体があるようだが、これが1751年作で香取神社で一番古いらしい。

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案内図と「武蔵国越谷郷大沢鎮座」と彫られた石

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日光街道沿いにあった防火水

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中は見ない方がいい。

 

元荒川の橋にあった鳩の彫刻

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母親が子供に餌をあげるところだが、つる性の葉っぱが邪魔している。

 

日光街道沿いにあった銅板葺きの戸袋4枚

それぞれ模様が異なっている。

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横田診療所

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夕焼けに浮かぶ建物が美しい。

所在地 越谷市越ケ谷3-2-3

1935年(昭和10年)に越ヶ谷郵便局として建築された洋館風の下見板張り木造2階建ての建物。1960年(昭和35年)までは郵便局として使われていた。
1967年(昭和42年)に横田医院(診療所)入居。

埼玉モダンたてもの散歩にも掲載されている。