歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

戦争遺跡 スガモプリズン排水溝

池袋5丁目に行く途中、持参した地図に「造幣局地区(再開発中)」となっている場所があったので、今はどうなっているんだろうと思い、立ち寄ってみると、そこには東京国際大学池袋国際キャンパスが建設中だった。2023年9月開校予定らしい。
他に「IKE・SUNPARK(としまみどりの防災公園)」が2020年7月11日に部分開園。2020年12月12日に全面オープンしていた。豊島区の公園で最大の面積を誇るらしい。

ここは、2016年までは造幣局の東京支局があったようである。通常の流通硬貨以外の記念コインや勲章の鋳造を行い、造幣東京博物館も併設されていたそうだ。
これらが埼玉県のさいたま新都心に移転した跡地が大学や新しい公園となった。

この公園の片隅に石積みのモニュメントなるものが設置されていた。

発見日 2021年10月21日

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これは何だろう?

案内板にはこのように記載されていた。

石積みのモミュメントについて

このアーチ状の石積みは、本公園の敷地の隣接道路(都市計画道路補助176号線および特別区道41-340)を支えていた石垣の一部で、周辺道路整備で撤去した際に保存し、公園内に復元したものです。
かつてこの地には巣鴨刑務所があり、関東大震災で被害を受けその後縮小され、昭和14年、縮小により空地となった土地の一部に造幣局が移転してきました。この地には長らく貨幣の製造工場や博物館がありましたが、それらの機能は平成28年さいたま市へ移転し、その跡地に豊島区からの要請を受けたUR都市機構が本公園を整備しました。
そうした歴史から、かつてこの石積みは巣鴨刑務所の排水口として、この周辺を流れていた水窪川(現・暗渠)につながっていたのではないかと考えられています。石垣の石は他にもこの公園で再利用していますので探してみてください。

上記案内板にも記載されている通り、サンシャインシティとここ旧造幣局東京支局があった辺りは、かつて巣鴨監獄や巣鴨刑務所とも呼ばれたスガモプリズンがあったところである。

明治時代、この地域は北豊島郡巣鴨村(現・豊島区東池袋)と呼ばれるひなびた集落だった。何もない場所で、村おこしの一環として監獄の誘致をすることになったという。1895年(明治28年)、「石川島監獄」が北豊島郡巣鴨村(現・豊島区東池袋)に移転。その後「巣鴨監獄」「巣鴨刑務所」と改められたが「関東大震災」で被災し、現在の府中市へと移ることとなった。その跡地は「東京拘置所」となったが、第二次大戦後に「GHQ」に接収され、「スガモプリズン」となった。

元々この排水溝は2018年までは敷地の南角の豊島区東池袋4-34-16付近の石垣の下の方にあったようだ。

この場所にかつて刑務所があり、この公園のすぐ南側を川が流れていた。そのふたつを繋いでいた排水溝の名残がここにある。

「スガモプリズン」という負の遺産などすべて消し去ってしまいたいものだろうから、工事の時、廃棄されたとしても不思議ではないが、どなたかが保存するように言ったのだろうか?
よく廃棄しないで、残してくれたものだ。


ここを訪れなければ、このようなことを調べようとは思わなかっただろう。
何かに興味、関心を持つことは大事である。
いくつになっても勉強ではないが、調べる気持ちを持つことが大切だと思った。