歩・探・見・感

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旧町名 上尾市大字柏座飛地

飛地が町名になっている表札を初めて見た。

住所がテープで貼られていたのだろうか、はがれた跡らしきものが見える。
疑っている人がいるかもしれないが、自分ではがしたのではない。
テープが貼ってあるとはがしたい衝動に駆られるが、さすがにしない。

発見日  2021年9月13日

発見場所 埼玉県上尾市弁財2丁目

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歴史
1889年(明治22年)4月1日
町村制施行に伴い、柏座村が上尾宿・上尾村・上尾下村・谷津村・春日谷津村と合併し、上尾町が成立、上尾町の大字柏座となる。

1955年(昭和30年)1月1日
町村合併促進法の施行に伴い、上尾町が平方町・原市町・大石村・上平村・大谷村と合併して上尾町が改めて成立する。上尾町の大字となる。

1958年(昭和33年)7月15日
上尾町が市制施行し、上尾市の大字となる。

1965年(昭和40年)7月1日
大字柏座の一部が上町の一部となる。

1966年(昭和41年)
住居表示に関する法律に基づき住居表示(第二次)が実施され、大字柏座の一部より大字谷津および大字春日谷津の各一部と併合して柏座一〜三丁目が成立、また、大字柏座の一部が住居表示を実施して春日・谷津・富士見・弁財の一部となる。

1967年(昭和42年)7月1日
住居表示に関する法律に基づき住居表示(第三次)が実施され、大字柏座より柏座四丁目が成立、また、大字柏座の一部が大字谷津および大字上尾宿および大字上尾村の各一部と併合され、住居表示を実施して緑丘(一丁目)の一部となる。

1971年(昭和46年) 8月7日
大字柏座の一部が浅間台の一部となる

1975年(昭和50年)7月2日
大字柏座の一部が西宮下の一部となる。これにより大字柏座は消滅する。

地名の由来
「柏」の字が自然堤防などの傾斜地を意味し、鴨川流域の自然堤防に由来するものと云われている。

 

発見場所は「弁財」であるが、町名が「柏座」になっているというのは、いったいどうなっているのだろう?
1966年(昭和41年)に「大字柏座の一部が住居表示を実施して春日・谷津・富士見・弁財の一部となる。」とあるので、この時、大字柏座の一部「飛地」が「弁財」の一部になったのだろうか?