歩・探・見・感

歩・探・見・感

ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

旧町名 目黒区東町

ちょうど1年間前に発見したもので、まだ未紹介のものがあった。

こういうのがたくさくあるんだよなあ。

 

①東町三十三番地

発見日  2021年5月25日

発見場所 東京都目黒区目黒本町五丁目

現町名と旧町名「目黒区東町」を併記した表札があった。

 

②目黒区東町101番地

発見日  2021年6月1日

発見場所 東京都目黒区目黒本町五丁目

 

③目黒区東町105番地

発見日  2021年6月1日

発見場所 東京都目黒区目黒本町五丁目

 

現町名みたいだが、旧町名である。

読み方は「ひがしまち」「ひがしちょう」「あずままち」「あずまちょう」のうちどれだ?

「あずまちょう」が正解のようだ。

 

歴史

昭和5年(1930年)
字「東町」の成立。

昭和7年(1932年)10月1日
東京市は周辺の5郡(荏原、北豊島、豊多摩、南足立、南葛飾)に属する82町村を編入し、いわゆる大東京市が成立した。
この時、目黒町と碑衾町の区域をもって目黒区が新設された。
鷹番町、唐ヶ崎町、清水町、月光町、碑文谷一〜三丁目、向原町、東町、原町、洗足、宮ヶ丘、高木町、富士見台、三谷町、本郷町がそれぞれ成立。

1966年(昭和41年)
従前の月光町・東町・向原町と、清水町の大部分、碑文谷一丁目・同二丁目の各一部から目黒本町が成立。

 

地名の由来

もとこの地が荏原(えばら)郡碑衾(ひぶすま)町大字碑文谷(ひもんや)の小字東町・金杉(かなすぎ)町の地であったことによる。
現在、東町の名は児童遊園名に残る。

 

目黒本町の地名の由来

地域的にも目黒の中心にあり、上目黒・中目黒・下目黒はあるが「本町」はないということで住居表示の際に、住民および町会の提案・投票を経て採用された地名である。

清水東町会誌考」(小川森太郎著)によれば、住居表示実施の際、区から地元9町会に住居表示名を何とするか打診があったが「従来の地名は一切使わず、全く新しい名称にする」ということで、清水東町会では13の案から投票を行った。投票の結果、1位は「清水ヶ丘」であったが、旧称に由来するため不採用となり2位の「目黒本町」に決定された。その他の候補には「南目黒」や「南が丘」の案があった。