第2回京都市仁丹町名表示板探索を2022年11月12日(土)~2022年11月14日(月)の2泊3日で実施することにした。
まずはホテルの予約だ。
諸事情によりホテルを予約するのが遅くなってしまったので全国旅行支援は終わっていた。
が~ん。
休日前泊というこの日程になってしまったのも諸事情による。
平日に比べて高い。
踏んだり蹴ったりだ。
今、調べていたら、11月14日(月)から再開されていることがわかった。
ちょうど帰ってきた日だ。
再開されるとは思っていなかった。
なってこった。
と思ったが、もう済んでしまったこと。
さっ、気を取り直して、記事を書き進めることにしよう。
前回(1月27日~1月29日)訪問後、どのような経緯で仁丹町名表示板の一覧データを入手したのか忘れてしまったが、発見した仁丹町名表示板を整理するために、入手したデータを加工・区別に分類してExcelデータを作成していた。
(例)左京区
その作成したデータの中で現存していると思われる枚数は以下の通りとなった。
京都仁丹樂會さんの2012年8月の調査結果によると現存枚数は728枚とある。
ということは入手したデータはその頃のものを集計したものと思われる。
京都仁丹樂會さんの最新調査によると、現存しているのは545枚とのことである。
差が約200枚。
これらは、何らかの理由でほとんど消滅してしまったと考えていいだろう。
京都仁丹樂會さんの最新のデータは入手できていないので、上記のデータを基に探索する町名表示板の所在地を洗い出す必要がある。
前回(1月27日~1月29日)訪問した時の写真を整理していなかったので、Excelのデータと照らし合わせ、発見日を入力していく。
その結果が下記の表である。
3日間で126枚も発見していたのだった。
よく頑張った!
今回も頑張るぞ、と心に誓ったのだった。
仁丹町名表示板の設置場所を確認するための資料がないかとさいたま市図書館の蔵書を確認する。
数冊ピックアップしたが、貸出中のものもあり、最終的に以下4冊の図書を借りることにした。(2022年11月8日)
①県別マップル26 京都府道路地図
京都市だけの地図が良かったのだが、蔵書されていなかった。
②.JTBのOOK 詳細地図で歩きたい町 京都2017
④SEIBIDO MOOK 歩く地図 京都散歩2020 超詳細マップ
借りてみて分かったが、②,③,④は観光用なので、ほとんど今回の目的には役に立たなかった。
そう、観光名所めぐりは全然予定に入れていない。
探索途中に観光名所近くを通ることがあるだろうが、基本素通りの予定である。
「何のために京都に行くの?」という声が聞こえてきそうなので、それに対しては「仁丹町名表示板を探しに行くのさ。」と答えておこう。
「へんじ~ん。」という声も聞こえてきそう。
表の顔は別として、基本マニアは変人なのだ。
気にしない。
京都府道路地図は町名索引があり、通り名や町名の詳細が掲載されており、今回の探索にもってこいだった。
訪問予定の地図をコピーする。
14 京都駅・五条
10 河原町・烏丸
7 出町柳
念のため周辺の地図もコピーしておく。
縮尺が1万分の一なので、ちょっと粗いのが難点だ。
さて、ここからが大変だ。
町名の多さに目がくらむ。一体いくつあるんだ。
調べてみたところ、下記の通りだった。
上京区 577町
「笹屋町一・二・三丁目」「笹屋四・五丁目」「猪熊一・二丁目」の「丁目」を各1町と数えた場合はは4町増えて581町となる。
下京区 511町
「大宮一丁目〜三丁目」・「天使突抜一丁目〜四丁目」・「突抜壱丁目・弐丁目」の「丁目」を各1町と数えた場合は6町増えて517町となる。
びっくりぽん。あきさみよー。ばえー。
前回訪問しているにもかかわらず、通り名もほとんどわからなく、どうしていいのかわからなくなってしまい、しばらく、手が動かなかった。
このままだと、何の目的で京都に行くのかわからなくなる。
両頬を叩いて気合を入れ(実際はそんなことはしないが、気分だけ)、なんとか気を取り直す。
Excelデータにある町名と地図の町名索引を照らし合わせ、地図上の町名に黄色でラインマーカーを引くという地道な作業がひたすら続けていく。
この作業を本格的に実施したのが、なんと訪問日の前日(2022年11月11日)、いわゆるほぼ一夜漬けになってしまった。
1日目は京都駅・五条周辺と河原町・烏丸を探索予定なのでこの辺りのまだ発見出来ていない町名表示板の町名にラインマーカー塗の作業を実施していく。
この時は同じ町名が違う区に存在していることに気が付かなかった。
同じ町名が存在していることは後で知ることになる。
また、今回の探索のためにモバイルバッテリーを購入した。
前回訪問した時、スマホのバッテリーの減りが気になっていたのだ。
これでバッテリーは気にしなくてよくなった。
更にスマホでは限界があるところを撮るために秘密兵器も持っていくことにした。
これで設備の準備は万端のはずだ。
今回の訪問の目的は、以下の通りである。
①木製の仁丹町名表示板をすべて(9枚)発見すること
これが一番大きい目的だ。
事前に京都仁丹樂會さんより所在地情報を入手しているので心強い。
現地で確認しやすいようにネットで情報をあげられている方の画像をExcelに張り付けた資料も作成する。
②藤家旅館に設置されている仁丹町名表示板を発見すること
前回訪問した時は全然違う旅館を探していたようだ。何故そんなことになってしまったのか、当時の自分に問い正したい。
ストリートビューで所在地を確認できた。
③京都市役所に設置されている仁丹町名表示板を発見すること
前回はどこにあるのかわからなく、発見することができなかった。
今回、ストリートビューで寺町通りを見てみるが、確認することはできなかった。
④ひらがな版の仁丹町名表示板「ぎおんちようみなみがわ」を発見すること
ストリートビューで確認するが、なかなか見つからず。
ネットで調べてみたところ、設置されている建物が載っていたので、ようやく確認することができた。
⑤佐々木酒造に設置されている仁丹町名表示板を発見すること
前回訪問した時は正面に設置されているのだと思っていたので、蔵の方まで確認しなかった。
今回はストリートビューで設置場所を確認したので、ばっちりだ。
⑥②③④を含めて平成版仁丹町名表示板をすべて(といっても何枚あるのか把握できていなかったので、中京区にあるものと④だけを対象とした)発見すること。
→ この記事を書いているとき21枚あることが分かった。
⑦前回(126枚)より多くの仁丹町名表示板を発見すること
⑧京都市道路元標の再撮影
以前も撮っていたのだが、別の角度で撮ってみたい。
⑨京都市最古のマンホールを発見すること
観光客がほとんど訪れることがない超マニアックな京都観光の始まりだ。
さて、これらの目的をすべて達成することができるだろうか?