埼京線武蔵浦和駅から徒歩数分で、電柱と電線、舗装された道がなければ、江戸時代へ一気にタイムスリップした気分になれる場所がある。
ここはさいたま市南区沼影。
駅前は高層マンションが立ち並ぶ。
文化財オンラインより
屋敷東辺に建ち、南北棟の切妻造、桟瓦葺で、南半を門口、北半を部屋とする。門口は出桁造で中央に扉を吊り北端に潜戸を設ける。欅材を用い、乳金具や八双金具等も多く、武家門の重厚感がある。岩槻城からの移築という伝承は、形式や細部から,信頼性が高い。
さいたま市ホームページより
屋敷の東側に設けられた木造平屋建、切妻造、桟瓦葺の長屋門です。
明治期に移築された武家屋敷の門で、正面右側に潜り戸、番所を持ち、左側は納屋につながっています。門構え部分が内に入り込んだ「立ち隠れ」を持ち、重厚な雰囲気を残しています。この地域の豪農としての格式と景観的要素を伝えています。
この長屋門は江戸時代後期の建築と言われている。
細渕家は旧沼影村の村長などを務めた旧家。
田島通りから見たところ
納屋
田島通り沿いの板塀と高層マンション
違和感ある景色、一瞬で令和の現代へ引き戻される。
道を挟んだところにも立派な門がある。
田島通りを更に進むと右側にまた、立派な門と板塀が続くお宅がある。
ずっと続く板塀。
奥に駅前に立つマンションが見える。
庭にはミカン(種類不明)が生っていた。