歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

昭和初期に造られた近代土木遺産「会の川橋梁群」 in 埼玉県加須市

会の川親水公園

「こいのぼりのまち」をイメージした噴水モニュメント

ウサギがカメの甲羅に右肘を載せて、足を組んでいる。

そして、ウサギは前方に左手の指をさし、その先をカメが見ている。
ウサギとカメの視線が若干違うような気がするが、違うものを見てるのか?

 

クマに乗っているウサギ

ウサギは金の文字の腹巻をしている。

橋の話とは全然関係ないが、それぞれの彫刻が気になってしまった。

 

その下にある池で錦鯉が泳いでいた。

空白に文字を入れよ。

 

会の川親水公園内の案内看板

【会の川(あいのかわ)の概要】
会の川は、かつて利根川の大きな分流の一つでした。
1594年(文禄3年)の利根川東遷事業によって、流頭が締め切られたことで利根川ではなくなり、羽生市上川俣付近に端を発した、羽生・加須市内を流下し中川に合流するまでの区間が、現在の会の川となっています。
会の川は、主に農業用の用水を供給していますが、 農業排水や、市街地の雨水排水なども流入します。 市街地の沿道は、主に生活道路として古くから供用されていますが、一部の道路は遊歩道として整備され、水辺空間を活用した ウォーキング・サイクリングコースとして利用されています。
また、市街地に架かっている古い桁橋は、1932年(昭和7年)から1938年(昭和13年)に実施された埼玉県の河川改修事業の際に設置されたものが多く、「会の川橋梁群」として、日本の近代土木遺産(2005年土木学会発行)にも指定されています。
2008年(平成20年)以降は、埼玉県が実施する水辺再生事業を活用して、老朽化した護岸やフェンス等の計画的な改修が続いています。また、加須市と地域の皆様が協働して植栽・清掃活動を行うなど、沿川地域に親しまれる環境づくりに努めています。

この案内板は会の川の沿道利用環境保全及び向上のため、加須市が設置したものです。

昭和初期に造られた近代土木遺産「会の川橋梁群」

昭和初期に会の川で架設された鉄筋コンクリート製の橋は、小規模ながら多彩な意匠の欄干が特徴的で、80年以上が経過した現在でも、数多く残されています。

 

以前からいくつかの橋は知っていたが、まとめて見たことがなかったので、ここに写っている橋たちを下流から辿っていくことにしよう。

 

撮影日 2023年6月1日

 

旭橋

下流

上流側

橋名等の銘板は外されていた。

竣工年:1935年(昭和10年)前後

 

脇にあった新道紀念碑

明治24年建立

裏面

賛助員
 加須町戸長
 下三俣村聯合戸長

 

上之橋

下流

上流側

銘板

竣工年:1935年(昭和10年)1月
一畝歩堰(農業用水の取水堰)に併設されている。

 

羽根橋

下流

上流側

竣工年:1929年(昭和4年)4月
昭和4年に寄付金(加須町役場、加須信用組合、町民等)によって建設された橋。

羽根橋竣工紀念碑

 

徒歩橋

下流

上流側

この通りにはいくつか古い建物が並んでいる。

 

標柱

会の川にかかる、龍蔵寺に向かうこの橋を徒歩橋といい、橋の南側には「下乗」の立札があった。 江戸時代、龍蔵寺住職と徳川家の縁者以外は乗り物を降り、歩いて寺へ行かなければならなかった。それを守らないと、寺侍や地元の者が馬や駕籠から無理やり降ろさせたという。

 

川面橋は写真には載っていたが地図になかったので、今回は時間の関係上訪問しなかった。以前不動岡方面を探索したことがあるので、その時見たかもしれないが、記憶にはない。