歩・探・見・感

歩・探・見・感

ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

国内に現存する最古の道路レンガアーチ橋「日光橋」 in 東京都福生市

帰るために拝島駅に向かっていたのだが、地図も見ずこちらから行けるかなと思い、玉川上水八高線を越えてしまった。

線路から離れていくという感じはしていたのだが、16号が見えてそれが結構な遠回りになってしまったことに地図を見て気が付く。

軌道修正をし、目的地である拝島駅に近づくため、16号の下を潜り抜けると玉川上水緑地日光橋公園があった。

どんぐり橋を渡って、駅へと急ぐ。

橋に海外の都市までの方向と距離が刻まれていた。

 

公園に「いぶき」という変わった形をしたモニュメントがあった。

私たちは自然破壊を止める勇気を持とう
"自然と共に生きる" その失われた精神が
   ヒトの心に再び蘇ることを祈って
天高く育つ芽は やがてさまざまな命をまもる

平成7年度設置 作者名 竹田 康宏

遠回りをしてしまったので、少し急ぎ気味で歩いていたのだが、こういうものがあると足を止めてしまう。

この後、もっと足止めを食らうことになるのだが、この時はまだ気付いてはいなかった・・・。

次回へ続く。

とはならない。

先へ進めよう。

 

玉川上水沿いを歩いきながら、拝島駅に向かう。
途中に「日光橋」という名の橋があった。
説明板に目を通す。
えっ!
日本最古ですって!
こんなところで、偶然、日本最古のものを発見した。
最古、最大とかいう言葉に弱い。
寄り道しないわけにはいかなかった。

福生市登録有形文化財
日光橋
平成二十七年三月三十一日登録
日光橋は、明治二十四年(一八九一)近代的な技 術を用いて架け替えられたレンガアーチ橋です。 昭和二十五年(一九五〇)には明治時代に作られた橋をそのままに、両サイドの拡幅が行われ現在の形になりました。現在でも下からのぞくと当初のレンガの一部を見ることができます。設計は永代橋などの東京市の主だった橋梁を設計した東京府の倉田吉嗣技師です。
名前の由来は、江戸時代以来この橋を通る街道の 名前が日光街道だったことによります。
この橋は、国内に現存する最古の道路レンガアーチ橋と考えられており、福生市内に限らず、近代橋梁の歴史を考える上でも貴重な存在といえます。
福生市教育委員会

帰りの時間が近づいていたため、ゆっくりと写真を撮れなく(それほど急いで帰る必要はなかったのだが・・・)、翌日も再訪することにした。

訪問日 2023年8月29、30日

それではここから今回のメインである「日光橋」を紹介していくことにしよう。

「橋」の文字が「𫞏」になっているのと「っ」が「つ」になっているのが萌え萌えキュンポイントですぅ~。

昭和二十五年三月竣功

竣功?

竣工ではないのか?

調べたところ、竣功と竣工は同じ意味で、昔は竣功が使われることが多かったが、今では竣工が使われることが多くなっているとのこと。

昭和二十五年三月竣功とあるが、実際には明治二十四年に竣功したので、改築が正しいのかもしれない。

橋長約16メートル 幅員9.20メートル。

 

橋の下にレンガが見えた。

太陽の光がいい感じで差し込んでいる。

 

欄干の穴から見える景色

一幅の絵のようだ。
えっ!
見えないだって?
絵ごころないなあ。
と、読者の方にではないよ、自分に言った。

 

日光橋の上流

カルガモとどんぐり橋が見える。

 

カルガモは3羽いたのだが、2羽をクローズアップ。

手前の1羽はこちらを見ている?

 

下流

 

どんぐり橋まで行き、上流側から日光橋を見る。

目的を持って探索するのもいいが、目的も無く探索し、今回のように偶然出会うのものいいものだ。

目的物を見つけるとうれしいが、目的外のものを見けてもうれしい、興味をそそる。