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浦和駅開業140周年記念イベント ~ 浦和駅編 ① ~

浦和駅は、1883年(明治16年)7月28日上野~熊谷駅間の鉄道開業とともに、誕生してから今年で140 周年を迎えた。これを記念して、各種イベントが開催されている。

浦和駅開業140 周年記念式典が2023年7月29日(土)に開催されたようなのだが、気が付いたのが、いつものように終わってからのことだった。 

仕方ない。

浦和 PARCO、伊勢丹浦和店、浦和駅で「浦和駅写真展」が開催されていたので、それらを撮ることにした。

【開催期間】2023年7月28日(金)~8月6日(日)
【開催場所】浦和 PARCO、伊勢丹浦和店、浦和駅
【展示内容】浦和駅の歴史を感じられる写真やパネルの展示

その他イベント

浦和PARCO  開業140周年を祝した懸垂幕を掲出(8月6日まで)
伊勢丹浦和店 開業140周年を祝した懸垂幕を掲出(9月12日まで)

●写真・絵画などのパネル展示
開催日 : 2023(令和5)年8月7日(月)~当面の間
開催場所: 浦和駅改札内ポスターラック
内容  :近隣高校の写真部や美術部の生徒,近隣保育園の園児による浦和や鉄道などをテーマにした作品が展示される。

 

記事は浦和駅編、伊勢丹浦和店編、浦和PARCO編と分けてお届けすることにする。

 

撮影日 2023年8月1日

 

浦和駅構内には「駅と列車の歴史年表」のパネルが展示されていた。

 

2023年7月28日、浦和駅は開業140周年を迎えます。永年のご愛顧に感謝申し上げます。
これを記念し、浦和PARCO4階、伊勢丹浦和店7階、浦和駅改札口前の3会場で、駅と列車の変遷をたどる写真展を開催しております。
浦和PARCO会場では列車の変遷を、伊勢丹浦和店会場では駅の変遷を、駅会場には年表を展示しています。
3か所の会場を巡り、展示をぜひご覧ください。
【会 期】7月28日(金)~8月6日(日)
【時 間】各施設の営業時間に準じます。

 

②1883年~1936年

1883年
7月28日 日本鉄道会社上野~熊谷間開し浦和駅開業
8月からは貨車も混結し貨物営業開始、生糸などを輸送
10月 上野~本庄間開通(熊谷~本庄間開業)蒸気機関車が客車4両を引く列車が1日2往復運転(下り6:48発、14:18発、上り10:37発、18:07発)

1884年
日本鉄道会社上野~高崎間が開通 (新町~高崎間開業) 1日3往復運転

1885年
日本鉄道会社大宮~宇都宮間開業。利根川橋梁は工事中で栗橋~中田間を渡船で連絡、上野~宇都宮間で1日2往復運転、浦和~上尾間の分岐駅として大宮駅開業
日本鉄道会社品川~赤羽間を結ぶ品川線(のちの赤羽線、山手線) が開業、
王子~浦和間に分岐駅として赤羽駅開業

1891年
日本鉄道会社盛岡~青森間開業で上野~青森間が全通 直通列車を1往復運転

1892年
日本鉄道会社上野~赤羽および川口(貨物駅)~大宮間複線化完成

1893年
赤羽~浦和間に蕨駅開業

1898年
浦和駅年間乗客数217,527人(1日平均595名)、年間総収入33,348円

1899年
日本鉄道会社時刻改正、上野~青森間の所要時間が24時間に短縮される

1906年
鉄道国有法が公布され、国有鉄道となる

1909年
国有鉄道の線路名称制定、東北本線の線名が定められ、浦和駅東北本線の駅となる

1911年
公衆電話が1台設置され、電灯が32灯設備される
駅員15名 構内営業 人力車15両、中売1店、運送店3店

1912年
浦和~大宮間に与野駅が開設、乗降客1日10名程度

1920年
駅員26名に、1日平均乗降人員約4100名

1923年
関東大震災が発生

1930年
12月18日西口新築駅舎に移転、27日新ホーム使用開始、東口駅舎新築(東口改札開業) 

1931年
東北本線赤羽~大宮間で貨物線を分離し、複々線化完成

1932年
東北本線赤羽~大宮間で電車運転開始、蒲田~大宮間で電車直通運転 (現在の京浜東北線)
赤羽以北は3両編成で運転され、東北本線高崎線普通列車が浦和を通過するようになる

1934年
浦和町が市制を施行し「浦和市」となる。昭和天皇が埼玉県庁を訪問、
浦和~上野間で御召列車運転 

1936年
浦和~与野間に北浦和駅開業
乗降客1日約1500名

 

③1949年~1986年

1949年
日本国有鉄道が発足
京浜東北線8両編成化

1952年
高崎線の電化が完成、上野~高崎間で電気運転開始、モハ70形運転開始

1954年
東北貨物線大宮まで電化完成

1958年
東北本線の電化が宇都宮まで完成、上野~ 宇都宮間で電気運転開始、同区間でモハ80形電車運転開始    浦和駅本屋改築

1960年
浦和駅貨物取扱廃止

1961年
浦和~蕨間に南浦和駅開業

1963年
東北本線高崎線中距離電車115系電車運転開始

1965年
京浜東北線でスカイブルーの103系電車が運転開始
同形式は1998年まで活躍
信号取扱所廃止

1967年
浦和駅西口駅舎新築完成

1968年
赤羽~大宮間で三複線化が完成し京浜東北線東北本線高崎線(列車線)が分離
列車ホームが新設され急行列車1往復が停車するも、普通列車も朝タ一部列車を除き浦和を通過

1969年
東北本線高崎線中距離電車の一部を15両編成化
組織改正で東京鉄道管理局が東京北・南・西鉄道管理局に分離、浦和駅は東京北鉄道管理局に

1970年
京浜東北線で101系電車が運転開始 (中央線からの転属車両)、1978年まで活躍

1974年
京浜東北線103系冷房車、同線初の冷房車として運転開始

1978年
列車線(東北本線高崎線)ホームの上屋を延伸

1981年
京浜東北線大宮~蒲田間でATC使用開始
伊勢丹浦和店、浦和コルソ開業

1982年
東北新幹線大宮~盛岡間、上越新幹線大宮~新潟間開業に伴うダイヤ改正で東北・高崎線普通列車が浦和に全面停車開始

1983年
開業100周年を迎える

1984
朝夕時間帯に東北貨物線を経由する赤羽行きの東北本線高崎線列車運転開始、貨物線経由の普通列車が浦和を再び通過 (1988年池袋まで延長)

1985年
東北、上越新幹線上野~大宮間開業に伴うダイヤ改正で特急「新特急草津」「新特急谷川」 「新特急あかぎ」「新特急なすの」 が運転開始し6往復が停車、浦和に初めて特急列車が停車 東北本線高崎線で211系電車が運転を開始、 同線初のステンレス車で、東北本線では2013年ま で、高崎線では2014年まで活躍

1986年
新特急全列車が浦和に停車
小荷物取扱廃止

 

④1987年~2023年

1987年
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)発足

1989年
びゅうプラザ(旅行センター)開業
京浜東北線205系電車が運転を開始、同線初のステンレス車で1996年まで活躍

1990年
東北本線上野~黒磯間の路線名称を「宇都宮線」とする

1992年
自動改札機導入
京浜東北線で次世代の通勤型電車の試作車両としてつくられた901系電車が運転開始

1993年
京浜東北線901系電車の量産型である209系電車が運転開始、2010年まで活躍

1996年
ホテルメッツ浦和開業

2000年
宇都宮線高崎線E231系電車が運転開始

2001年
Suica導入
浦和市与野市、大宮市が合併し「さいたま市」誕生
埼玉高速鉄道 赤羽岩淵~浦和美園間開業
組織改正でJR東日本大宮支社設立

2003年
第一回高架化に伴う切換工事(東北本線宇都宮線】下り)
開業120周年イベント開催
京浜東北線発車メロディーが「希望(ゆめ)のまち」に変更
さいたま市政令指定都市に移行(浦和区)

2004年
東北本線宇都宮線高崎線普通列車グリーン車連結開始

2007年
浦和PARCO開業に伴い臨時東口改札(通称パルコロ)オープン
京浜東北線南行発車メロディー浦和レッズオフィシャルサポーターズソングに変更
第五回高架化に伴う切換工事 (京浜東北線南行)
京浜東北線E233系電車が運転開始

2008年
第六回高架化に伴う切換工事 (京浜東北線北行)

2009年
第七回高架化に伴う切換工事(東北本線宇都宮線】 上り線)

2011年
東西改札口が統合され仮連絡通路使用開始
第八回高架化に伴う切換工事(東北本線宇都宮線】 下り線)
東日本大震災が発生

2012年
東西連絡通路が暫定開通 宇都宮線高崎線E233系電車が運転開始

2013年
開業130周年イベント開催、団体臨時列車浦和駅130周年記念号」運転
東西連絡通路完成、湘南新宿ラインのホームが完成し浦和に停車、全ての普通列車が停車

2015年
「アトレ浦和」開業 上野東京ライン運転開始

2017年
浦和駅が「エコステ」モデル駅に 京浜東北線ホームドア使用開始

2018年
アトレ浦和 West Area開業

2019年
びゅうプラザ浦和閉店

2022年
鉄道開業150年、「浦和」がつく8駅※を巡るイベントでクイズラリー、 入場券ラリーを開催

2023年
開業140周年イベント開催

※浦和、北浦和南浦和東浦和西浦和武蔵浦和中浦和、浦和美園の8駅

 

東西連絡通路

 

西口に出る階段

もう少し角度を考えて撮るべきであった。

人通りが多く、これでも苦労して撮ったのである。