今回の目的のひとつは「東岸町」にある「岸町」を探すことだった。
全域を探索したつもりだが、発見することはできなかった。
怪しいと思ったところもあったのだが、踏み込みずらいところにあったので、勇気が出なかった。
東高砂町にある高砂町、東仲町にある仲町は見つけているので、簡単に見つかると思っていたのだが、そうはいかなかった。
ということで、今回は別の旧町名を紹介することにしよう。
発見日 2023年12月19日
家屋調査済證
歴史
1889年(明治22年)4月1日
町村制により北足立郡大谷場、太田窪、大谷口、広ヶ谷戸、円正寺と原山新田の五箇村一新田が合併し、谷田村成立。谷田村の大字大谷場となる。
1932年(昭和7年)4月1日
谷田村が木崎村(大字北袋を除く)と共に浦和町へ編入され、浦和町の大字となる。
1934年(昭和9年)2月11日
市制が施行され、浦和市の大字となる。
1940年(昭和15年)
大字大谷場の一部が六辻町大字文蔵へ編入。六辻町大字文蔵、根岸の一部を編入。
1954年(昭和29年)
大字大谷場の一部が前地町一丁目〜三丁目へ編入。
1964年(昭和39年)4月1日
大字大谷場の一部から住居表示を実施して大谷場一丁目・二丁目、南浦和一丁目〜三丁目が成立。
1967年(昭和42年)9月1日
大字大谷場の一部が太田窪四・五丁目の各一部となる。
1980年(昭和55年)11月1日
大字大谷場の一部が神明一丁目・二丁目、南本町の各一部となる。これにより大字大谷場は消滅。
2001年(平成13年)5月1日
浦和市が与野市・大宮市と合併しさいたま市となり、さいたま市の町名となる。
2003年(平成15年)4月1日
さいたま市が政令指定都市に移行し、さいたま市南区の町名となる。
「大谷場」は現存する町名であるが、「大字大谷場」から「南浦和二丁目」が成立したのは1964年のこと、そして「大字大谷場」は1980年に消滅している。
ということで、これは約60年以上前のものと思われる。
読者の中に生まれている人いるかな?
自分はもう少し前に生まれていたけれど・・・。