歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

バカンスから戻ってきた鯉、地下から甦っていた三等三角点、行方不明の起倒流拳法碑

この日(2024年3月5日)は雨だった。

池の水がかなり減っていた。

三角点の半分以上が水の上。


鯉はまだバカンス中だった。


昭和の伝説的なスター、ザ・ピーナッツが1963年にリリースした大ヒット曲『恋のバカンス』にかけているのではないかということから。この看板がSNS上で注目を浴びていたらしい。

これを考えたのは愛宕神社権禰宜の方らしいが、中々粋なことを考える。

2024年3月16日はいい天気だった。

最高気温は22.7℃。

渋谷駅から歩いてきたが、汗ばむくらいであった。

鯉はバカンスから戻っていた。



三角点は水没していた。

その周りを鯉が元気よく泳いでいた。

バカンスは楽しめたかな?

帰りたくなかった?

えっ?

やっぱり家がいいって?

そうだよね。

餌やり禁止の看板に変わっていた。

愛宕神社のインスタを見たら、ちょうど3月16日「鯉が長いバカンスから戻って来ました。」と書かれていた。

今(2024年3月17日11時)見ると、21時間前となっていた。

ちょうど訪問した日の3月16日、14時頃アップしたのかな。

何という偶然だ!

できれば、池に戻される瞬間を見たかったね。

境内を歩いていると敷石の中に三等三角点を発見。

地面の上に移動していた。

ネットで調べてみると2024年1月30日には移設されていたようだ。

今年になって、何回かこの付近を歩いていたと思うのだが、ここにあることに今回初めて気が付いた。

気が付くのに2ヶ月近くもかかってしまった。

もしかしたら、その上を歩いていたかもしれないのに、鈍感過ぎる。

どこかにバカンスにでも行ってしまったならまだいいが、撤去されてしまったのかと気になっていたのだが、確認することができてよかった。

三等三角点



以前は鉄の蓋の中にあったのだが、敷石面上に露出していた。

三等三角点を取り囲むように保護石盤が設置されている。

三等の文字と三角点の文字、手書き風でいいのだが、自分はセンスがないのかもしれない。

う~ん、バランスが、ちょっと思ってしまった。

右下にある小さな石に気が付き、取り除いた。



右上に埋められているものだが、どの文字が先頭だかわからない。

これはインテリジェント基準点というものらしい。

インテリジェント基準点はICタグがついた基準点で緯度経度などが記録されているそうだ。

元の位置は下記とのこと。

緯度: 35度39分53.2025秒
経度:139度44分55.4852秒
標高:25.66m

ほとんど同じ位置に移設されたそうだが、この数字に変わりはないのかな?

愛宕神社のホームページの写真はまだ古いまま。

整備が終わったら、新しい写真に変わるのかな?

マニアは気にしているかも。

気にしているのは自分だけ?

そういえば、几号水準点が刻まれている起倒流拳法碑が見あたらない。

どこに行った?

これもバカンス中か?

ただ見つけられなかっただけかもしれないが、愛宕神社の整備が完了したら、探してみることにしよう。