PartⅠでは、入口にいたホラー感漂う「マネキンかかし」と「城島アルミ像」をメインに紹介した。
PartⅡではガラスケースの中に展示されている自分も含めたコアのファンしか喜びそうもないものばかりになるかもしれないが、それらをひとつひとつ紹介していくことにしよう。
訪問日 2024年6月1、6日
それでは、早速右側奥にあるものから紹介していくことにしよう。
①無人島の宝 漂着物
取れる資源が限られる無人島での開拓。浜に流れ着く漂着物は、時に役立つ貴重アイテムとなる。一見ゴミに見える物でも使い道は様々で、長時間、海を漂って傷んだ結果放つその悪臭は、釣りの餌や作物を虫たちから守る無農薬農薬などにピッタリ!
しかし、そんな中にも使い道が見つからない漂着物が・・・みなさんも匂いを確認し、使い道を一緒に考えていただけませんか?
スタッフの方に「匂いを嗅いでみませんか?」と声を掛けられる。最初は遠慮していたが、「マイルドな臭いのものを選んであります。」と言うので、試してみることにした。
スタッフが開ける瓶に鼻をそっと近づける。
期待していた凄い激臭ではなく、スタッフが言うようにやさしい臭さだった。
ホッ。
②漂着発泡スチロール製 ミニチュア DASH島
白いままでなく、ジオラマ風に色を塗ってほしかったな。
雪が降り積もっている北国の島に見えてしまう。
もっとも、色は現地調達だと難しいか。
中心部をアップ
真上から
ロープウェー、反射炉、溜池、トロッコ、線路、石橋、舟屋、ディーノ号の姿が再現されていた。
漂流物たち
島民たちの写真
ロープウエー計画の始動にあたり、ロープウエーのルートを決めるために作った DASH 島の模型。開拓に効果的なルートを導き出すため、 漂着した発泡スチロールを利用してDASH島の形を忠実に再現し、これまでに作った建築物のミニチュアも配置した。
しかし、手間暇かけてミニチュアを作り、改めて気が付いた。
まだまだ、開拓が進んでない・・・
③「ダンベル」と「クレヨン」
DASH島には、なぜかマスコミ界でも指折りの肉体派スタッフたちが集結。7年間、開拓を共に進めてきた筋肉自慢スタッフ・コマンドーは、番組卒業に当たり「筋肉は全てを解決する」という言葉と共に、石で作った特製の 20kg ダンベルを無人島に残していった。メンバーとスタッフは、これを使って「究極の再生可能なエネルギー=人力」を時間の許す限り強化している。
2023年5月14日の放送を最後にコマンドーこと佐藤氏が卒業。
リーダーより卒業証書が渡され、横読みすると「ありがとうこまんどー」でなっていたとのこと。
漂流物たち
③-2 新宿 DASH 自然のもので手作り ミツロウクレヨン
ベース基地の屋上に5年がかりで棲みついてくれたニホンミツバチ。
巣の材料であるミツロウを少しだけいただき、固めて作ったクレヨン。
野菜(ニンジン・ダイコン・ビーツ)の皮、キャベツの外葉、レモンの搾りかす、コーヒーかすを使って色をつけた。
ここ明治公園にある約70枚の樹名板を彩っている。
島民たちの写真
④「再生ナタ」と「再生クワ」
④-1 城島・太一・リチャード製作 再生ナタ
10年以上、無人島の森の枝を払い、傷んだナタを再生。切れ味が悪くなった刃の部分は、漂着したらっきょうの酢漬けの酢の力を借り、悪臭に耐えながらサビ落とし。柄の部分は、漂着した流木からそれぞれの手にしっくり馴染む物を選んだことで、個性あふれる形に。太一とリチャードは機能性重視のナタとなり、城島は腕が上がらない五十肩 をカバーするため、高枝式のナタとなった。
④-2 太一製作 再生クワ
かつての島民が作物を育て、長年放置されていた畑。改めて耕し、漂着したカボチャから種を取り出して栽培。無人島での食料確保には成功したのだが・・・作業中に愛用のクワの柄が折れてしまった!そこで太一は、大工さんたちが天然の木材で工具の柄を作るのを参考に、 DASH 島に自生するシロダモの木を使って世界に一本だけのクワとして蘇らせた。
島民たちの写真
⑤「弁当箱」と「まな板」と「動物たちの骨」
世界遺産・韮山反射炉を参考に建設した DASH 島の反射炉。完成して初めて作った金属製品は、弁当箱だった。鋳物の本場・埼玉県川口市でシンタローが技術を学び、それを無人島の反射炉で再現。仕上がりはちょっと歪な形だが・・・お弁当の定番おかず・ソーセージの代わりに入れた DASH 島名物の焼きヌタウナギは、不思議といつもよりちょっ と美味しく感じた。
漂流物たち
⑤-2 松岡製作 思い出まな板
道具へのこだわりと資材を大切にする精神・・・一番始めに見せたのは松岡だった。楽しみが少ない開拓初期の無人島でせめて食事ぐらいは楽しみたいと、開拓の拠点・舟屋2階に床板を張る際に出た端材を利用して、まな板に。そのアイデアを思いついた時、11秒に渡って「まな板!」と連呼した松岡の様子は、ネットやSNSでも話題に。そのまな板の端には、見えにくいが実は「思い出」という刻印が・・・どんな思い出が詰まっているのかも、ネットやSNSで調べられるとか。
どんな思い出だったのか調べてみよう。
2014年3月16日に放送された『ザ!鉄腕!DASH!!3時間スペシャル』での出来事らしい。
舟屋の床張りを城島が自ら名乗り出て、雨戸の調達を国分と長瀬が行い、舟屋の柱と梁の接合箇所を固定するための流木探しは山口と松岡が任された。
メンバーが舟屋に戻る前に床を仕上げて、驚かせたいと思っていた城島だが、階段を設置することを忘れて、2階全面を全て床にしてしまった。
戻ってきた松岡と山口は、
『(2階から)どうやって降りるの?』『これ・・・どうする?』
と呆気に取られたが、
リーダー大好き男の松岡が
『まずはこの仕事(床板張り)を褒めようよ!』『これ宴会できるよ!』
とポジティブに発言。
すると、『お前はなんでそんな優しいんや、いつも・・・』と、城島の目に涙が浮かんだ。
そんな涙を見た松岡、山口ももらい泣きをしてしまう・・・という、メンバー愛の話だったらしい。
10年前のことか。
見たような気がするが・・・。
まな板の右上部分
「思い出」の文字が刻まれているとのことで、写真を撮り直しに行く。
しかし、撮った写真を見ても、自分には「松」しか見えない。
経緯を調べてみると、2017年6月25日に放送された中で、
3年間の使用で汚れと傷だらけになったまな板を削り直しすることになるが、松岡のカンナ削りが雑で「思い出」の文字を消してしまうことになる。
松岡は「“思い出"やめて、もう一回命を吹き込もう!」と言い、古い“思い出"の文字を削り取り、新たな文字として自分の苗字の「松」の字を刻む。
「軽くあぶると文字が浮かび上がりそう」という達也の提案を鵜呑みにして、あぶったが、ただ焦げただけだった。
というような場面があったそう。
だから、「思い出」の文字は見えなくなっていて、「松」になっているのか。
でも、この文字に気が付く人はいるのか?
大体自分のように調べてみようなんて思うこと自体、変人だよね。
⑤-3 謎の動物たちの骨
DASH島は、海に浮かぶ孤島。しかし、その海岸には謎の動物たちの骨がチラホラと。牙を持つ大型の獣らしき骨から、爬虫類や巨大な鳥類。さらには未知の生物まで。元々 DASH島に棲んでいたのか・・・それとも海を泳いで渡ってきたのか・・・いずれにしろ、未だにどこに何が潜んでいるか掴み切れていない DASH 島では、できるだけ単独行動をしないのが掟となっている。
ここからはミュージアムから離れ、新宿DASHとなる。
スマホを見て、場所を確認しながら歩いている女性がいた。
自分がしたのと同じように、3人の木を探しているのかな?
3人の木の生育状況
国分太一 コナラ
心配していたが、やっと葉っぱが見れた。
しかし、ちょっと数が少ないのが気になるね。
松田元太 コナラ
松島聡 イロハモミジ
ミュージアムの開催期間は、残り、6月8日(土)と9日(日)の2日間。
初日の時は気が付かなかったが、会場では、ハーゲンダッツのクリスピーサンドとサッポロ生ビールナナマルを無料で配っていた。
ハーゲンダッツは分からないけど、サッポロビールは、期間中毎日1,000本配布しているらしい。
DASHファンでない方も、食べながら、飲みながら、ついでにDASH島漂流物ミュージアムへ行ってみよう!!
見ればきっとあなたもDASHファンになれるかもしれない⁉