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陸軍技術研究所境界石杭 in 小金井市文化財センター

以前、下記の記事で小金井市にある「陸軍技術研究所境界石杭」を紹介したことがある。

citywalk2020.hatenablog.com

この記事を読み直したところ、小金井市文化財センターが所蔵する「陸軍技術研究所境界石杭」のことを書いていた。

しかし、記事を書いた後、このことはすっかり忘れていた。

明日はどこに行こうかなと考えていたところ、小金井市がターゲットになった。以前も探索をしたことがあるのだが、今回再訪しようと思った理由は・・・、忘れた。
再訪するために小金井市のことを調べていたところ、小金井市文化財センターの存在を知り、訪問したことがないはずなので、訪問することにした。

訪問日  2023年9月9日

訪問場所 東京都小金井市緑町3丁目2

小金井市文化財センター(旧浴恩館)


文化財センターは、教育者下村湖人青年団講習所の所長として講習生と語らい、小説「次郎物語」の構想を練った浴恩館を改修し、博物館施設としたもの。

その中に境界石杭関連が展示されているエリアがあった。


展示品のなかにこれがあることを忘れていたので、現物を見て、そうだ、ここにあったんだということを思い出した。
もう1年以上前に書いた記事の細かいところまで自分が覚えているわけはないので、当たり前なのだが、ようやく再会できたような気持になった。

境界石杭

縦置きにするスペースがないので、横置きになっていたのだろう。
それは仕方ない。
めぐろ歴史資料館のように屋外に展示してもよかったと思うが、外部が口をはさむものではないね。

横置きになっていたので、写真を縦にしてみよう。



先端部分

右側の方が「陸軍」の文字がはっきり見える。

下の写真で、4/5が埋まっていたことが分かる。



登録有形文化財
陸軍技術研究所境界石杭

昭和15年と17年、強制買収により現在の小金井市北西部と小平市上水南町3・4丁目に移転してきた陸軍技術研究所は、広大な用地の周囲に石杭を埋めて、その範囲を表示しました。
石杭は全長100cm、「陸軍」と刻んだ上部20cmを地上に出し、残り80cmの下部は地中に埋めてありました。戦後、技研敷地の払い下げと宅地造成にともない大多数が廃棄され、現在残っているのは当館所蔵の石杭と、本町5-31道路脇に残る石杭のみです。

陸軍技術研究所 跡地

元々どのくらいあったのかわからないが、このような広い敷地だったのに現存しているのが3本だけ。

本町5-31道路脇に残る石杭の写真