歩・探・見・感

歩・探・見・感

ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

宮沢賢治居宅跡の写真に琺瑯町名看板が写っていた。

家を出る時はほとんど降っていなかったのだが、明治大学博物館を出たら雨が降っていた。

どうしよう、今日は特に行き先を決めていなかった。

久しぶりに本郷辺りをぶらついてみようか。

しばらく歩いていると、時より風が強くなり、靴の中はびしょびしょ。

傘もひっくり返りそう。

そんなことはよくあることなので、気にしないで探索を継続。

発見日  2024年5月7日

発見場所 東京都文京区四丁目

宮沢賢治居宅跡の説明板の近くに「宮沢賢治の菊坂下宿先」の写真があった。



1990年(平成2年)頃解体された稲垣家

写真の左端に琺瑯町名看板「本郷4丁目35」が写っていた。

宮沢賢治居宅跡

宮沢賢治明治29年(1896年)-昭和8年(1933年)〕は詩人・童話作家花巻市生まれ。大正10年(1921年)1月上京、同年8月まで本郷菊坂町75番地稲垣方二階六畳に間借りしていた。菜食主義者馬鈴薯と水の食事が多かった。
東京大学赤門前の文信社(現大学堂メガネ店)で謄写版刷りの筆耕や校正などで自活し昼休みには街頭で日蓮宗の布教活動をした。これらの活動と平行して童話・詩歌の創作に専念し、1日300枚の割合で原稿を書いたといわれている。童話集『注文の多い料理店』に収められた「かしわばやしの夜」、「どんぐりと山猫」などの主な作品はここで書かれたものである。
8月、妹トシの肺炎の悪化の知らせで急ぎ花巻に帰ることになったが、トランクにはいっぱいになるほど原稿が入っていたという。