ゼロキロポストのことを調べていたら、甲武鉄道のゼロキロポストのモニュメントがあることが分かったので、探してみることにした。
まず、甲武鉄道のことについて調べてみよう。
甲武鉄道は、明治時代に日本に存在していた鉄道事業者(私鉄)だった。現在の中央本線のうち、東京都内の大部分を横断する、御茶ノ水駅から八王子駅までの区間の前身に当たる。
1889年に開業。東京市内の御茶ノ水を起点に、飯田町や新宿を経由して多摩郡を東西に横断し、国分寺や立川などを貫いて八王子に至る鉄道を保有・運営していた。最初は蒸気機関車を使用し、後に一部区間では電気も併用された。1906年に鉄道国有法により国有化され、中央本線の一部となった。
訪問日 2024年3月11、14日、25日、4月20日
訪問場所 東京都千代田区
この線路のモニュメントの先に甲武鉄道のゼロキロポストのモニュメントがあるらしい。
※空の色に違和感を感じるかもしれないが、何日かかけて撮っているので、気にしないでほしい。
この線路のモニュメントの長さは約100m。
階段を上っていく。
アイガーデンテラスの3階
あった、これか。
ゼロキロポストが3階にあるのは、貨物駅が高架になっていたためで、飯田橋駅方向に向いている。
階段の上から下に引かれている線路を見てみよう。
甲武鉄道始点の地
甲武鉄道年譜
1889年(明治22) 新宿-八王子間に甲武鉄道が開業
1895年(明治28) 飯田町駅が開業、始発駅となる
1904年(明治37) 飯田町-中野間が電化
御茶ノ水駅開業
1906年(明治39) 国有化
1933年(昭和8) 飯田町駅が旅客取扱いを廃止し貨物専用駅となる
地図にもこの線路のモニュメントが書かれていた。
アイガーデンテラスからまっすぐ線が伸びている。
以前は甲武鉄道飯田町駅の碑が飯田橋駅東口前から九段下に向かう途中の歩道にあったらしいが、撤去されてしまったようだ。
そこに書かれていた文章。
明治22年(1889)、新宿-八王子間に甲武鉄道が開業し、同28年(1895)には市街線として延長され、飯田町駅が開業し現在の中央線の始発駅となりました。同37年(1904)我が国で始めて飯田町-中野間で電車が運転され、円板型自動信号機が設置されました。その後甲武鉄道は御茶ノ水方面に延長されました。
同39年(1906)、甲武鉄道は国有化され、昭和8年(1933)に飯田町駅は貨物専用駅と
なりました。この奥のホテルエドモントが旧駅構内で、改札口は小石川橋側にありました。