歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

東京府北豊島郡王子町時代のマンホール蓋が壊滅的状態だった。

かなり古い情報だが、駅からマンホールさんの王子町 - 路上文化遺産データベースによると王子町時代のマンホール蓋が下記の場所に残っているらしい。

①堀船3丁目
丸蓋1枚

②十条周辺
丸蓋3枚

③王子本町2丁目
丸蓋11枚、角蓋2枚

荒川区南千住2丁目
丸蓋1枚

合計18枚。

大量だ!

見つかれば大漁だ!

それぞれ現存しているか確認に出かけた。

訪問日 2024年6月10、11、13日

①堀船3丁目 

 撤去されていた!

②十条周辺
 ②-1 中十条二丁目

紫陽花が咲くこの先にそれはあった(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ジャジャジャジャーン!

2枚現存を確認。

この調子だ。

②-2 十条仲原一丁目

 事前にストリートビューで確認したところ、撤去されていた!

③王子本町2丁目

さあ、メイン会場だ。

楽しみ。

2024年6月10日

1枚も見つからない・・・。

場所を間違えたか?

家に帰ってから、再度場所を確認して、再訪することにする。

2024年6月11日

この通りに丸蓋4枚、角蓋2枚あるとのこと。

民家の塀の下に角蓋と思われるものの一部を発見。


その他は、見ての通り全て撤去されていた。

周囲を網で囲われていた。

この辺りは、再開発されるのだろうか?

撤去されていたのは、その影響だろうか?

さっ、気を取り直して、次へ行こう。

この路地には2枚あるはず。

ない!

地図に載っていないこの路地はどうだろう?

5枚もあるはず!

入る前からワクワクが止まらない。

路地があると呼ばれているかのように誘われる。

このような狭い路地は存在を知っている地元の方かマニアのマンホーラー、路地ウラー(こんな言葉はない?)しか通らないだろう。

ない!

ない!!

ない!!!

ネコがいただけ。

ない!!!!

どこにもな~い!!!!!

路地ウラーとしてはこの路地はとてもワクワク感があったが、肝心の蓋はすべて撤去され、新しくなっていた・・・。

荒川区南千住二丁目

越境蓋があるとのこと。

ストリートビューでは確認できなかったので、2024年6月13日、現地に直接確認に赴く。

これになっていた。



結果、18枚中2枚しか現存していなかった。

王子町 - 路上文化遺産データベースを読み返すと「2021年現在ほとんどの蓋が撤去されている。」と書かれていた。

そういうことか。

信じたくなかったが、実態を自分の目で確認することになる。

東京都台東区にある「蔵前水の館」にも展示されていることが分かった。

見学には予約が必要で、なんと10月までいっぱいだった。

そんなに人気があることに驚き。

早速、11月に予約してみた。

歴史

1889年(明治22年)5月1日
市制町村制により、王子村、豊島村、上十条村の全域、下十条村の大部分、飛地を除く堀之内村および船方村の西半分と滝野川村の一部が合併され王子村となる。

1909年(明治41年)8月8日
町制に移行し、王子町となる。

1926年(大正15年)6月30日
郡制廃止により北豊島郡役所が廃止され、東京府直轄となる。

1932年(昭和7年)10月1日
東京市編入により、王子町は岩淵町とともに王子区となる。

1943年(昭和18年)7月1日
東京都制が施行され、東京市東京府が廃止され、東京都を設置。

1947年(昭和22年)3月15日
特別区への移行のため、王子区及び滝野川区の区域をもって北区を新設。