歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

水道橋駅と飯田橋駅に残る明治時代の柱

2024年3月11日、探索を終え、久しぶりに水道橋駅から帰ることにした。

階段を上がると2番線ホームの左側に下記の説明板があることに気が付いた。

水道橋駅
一、開業年月日 明治三十九年十月二十四日

二、水道橋の由来

神田川に架かり、三崎町と小石川・本郷と結ぶ橋であり橋上から神田川に架かった神田上水の万年樋が眺められたことから水道橋と呼ばれるようになった。この風景は江戸の名所に数えられ、「江戸名所図会」など多くの絵に残されている。

三、駅の構造物

駅の柱は、明治時代にドイツから輸入され使用後の古いレールによって組立てられている線路間の柱、ホーム上のアーチ形の柱などレールの芸術作で大変美しい。
平成三年十月十日NHKテレビで放映された。

当駅で使用されているレール

会社名  ドイツ国ドルトムント・ワニオン」社
製造年  一八八六年(明治十九年)
輸入会社 日本鉄道会社

四、名所案内

東京ドーム→駅より徒歩五分
野球の他、コンサート、アメリカンフットボール等が行われる
遊園地、ボーリング、レスリング、ボクシング、会議場、場外馬券売場などがあり一大レジャーランドである。

小石川後楽園駅→西口より徒歩十分
水戸藩上屋敷。庭園は中国趣味を取り入れた回遊式築山泉水庭園。

講道館→駅東口より徒歩十分
創主者嘉納治五郎 柔道の総本山

三崎神社→駅東口より徒歩一分
鎌倉時代建久年間に創建、三崎稲荷、金毘羅宮、星落明神など海や水の神が祭られていたが 江戸時代神田川の堤防の守神として再興された。

この日はざっと目を通すだけにとどめ、帰途に着いた。

書き起こしてみるといくつか気になる言い回しがあった。しかし、気にしないことにしよう。

2024年3月14日

水道橋駅



次の目的地は飯田橋駅だ。

電車に乗っていると、社内から飯田橋駅のホームの柱に何か説明板らしきものが見えた。

今まで飯田橋駅へは電車で来たことがあまりなかったので、気が付かなかったようだ。

別目的で来たのだが、確認してみることにした。

電車から見えていたのは、これだった。

このホームの上家は、レールを建材として造られています。この柱に使用しているレールには「CARNEGIE 1906 ET ||||||」と刻印されています。これは、アメリカのカーネギー社で明治三十九年(一九〇六)六月(線の本数が月を表す)にエドガートムソン工場にて製作されたことを示しています。都内には、上家にレールが使用された駅が他にもあり、古いレールを探して、鉄道の歴史を再認識して頂ければ幸いです。

 



この先、まだホームは続いていたが、立ち入り禁止になっていた。

これがきっかけで都内の駅ホームめぐりを始めることになる。