歩・探・見・感

歩・探・見・感

ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

蓮田駅西口駅前交通広場にある鉄道遺産

蓮田駅西口駅前交通広場は2013年(平成25年)3月に完成。

もう10年以上前のことだった。

以前(2020年3月31日)も訪問したことがあるのだが、その頃はまだ鉄道遺産に関心がなかった。

西口左側から見ていこう。

訪問日 2024年2月26日、4月1日

市指定文化財 蓮田車站納地記念碑(蓮田車站記念碑)

解説 村山吉廣早稲田大学名誉教授
蓮田駅明治18年に日本鉄道(後の東北本線) 開業と同時に開設しました。これは郷土の先人たちの熱意と努力によるもので、今日の市の発展の礎となりました。
この碑は駅の設置にあたり、進んで用地を献納した飯野氏ほか5氏がそのことを記念するため、 明治36年11月に建立したものです。

撰文並びに書は久喜の漢学者中島撫山です。
篆額は宮中顧問官・子爵曾我祐準です。

 ※「車站」とは、駅のことです。

蓮田駅西口駅前交通広場の整備に伴い、記念碑を移設しました。

平成25年3月

蓮田市

元々は蓮田駅北側の踏切脇にあったそうだ。(2012年8月のストリートビューで確認できる。)

左側面



蓮田車站納地記念



碑文



裏面



旧町名が刻まれている。

埼玉縣南埼玉郡綾瀬村大字蓮田

同郡同村大字関戸

蓮田駅西口駅前交通広場竣工記念碑

蓮田駅の歴史

明治十八年
 日本鉄道大宮・宇都宮間開業により開設

明治四十二年
 線路名称が東北本線になる 

大正十三年
 武州鉄道開業(昭和十三年廃止)

昭和三十五年
 駅舎改築

昭和四十七年
 橋上駅完成・東口開通

平成十年
 東口駅前交通広場完成

平成二十五年
 駅舎バリアフリー施設完成
 西口駅前交通広場完成

鉄道唱歌 奥州・磐城線輪 五番

中山道と打わかれ
ゆくや蓮田の花ざかり
久喜栗橋の橋かけて
わたるはこれぞ利根の川

裏面



次は西口右側。

車輪が展示されている。



115系電車の車輪

昭和38年から昭和58年まで製造された国鉄115系電車の車輪です。蓮田市民に長い間利用された、湘南色と言われるオレンジとグリーンの二色で塗装された電車です。

車輪設置 平成25年3月 蓮田市

プレート



D51 484号機の車輪

デゴイチ」の愛称で慕われた蒸気機関車の第3動輪です。このD51 484号機は、昭和15年に製作され、昭和51年度に廃車となるまで約270万キロ(地球を約67周)を走行しました。

動輪に刻まれている記号