歩・探・見・感

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旧町名「我孫子町白山」

千葉県我孫子市に初上陸。

手賀沼の対岸の柏市には何回か訪問していて、いつか行こうと思っていたのだが、忘れていた。

ところで「我孫子」を何と読むかご存じだろうか?

千葉県では難読とされている自治体名。

「がそんし」?

ブブー、はずれ。

正解は「あびこ」。

発見日  2024年7月27日

発見場所 千葉県我孫子市白山(はくさん)



白山二丁目に住居表示されたのが、我孫子町時代の1967年(昭和42年)4月1日。

我孫子市になったのが、1970年(昭和45年)7月1日なので、約3年しか存在しなかったことになり、現存している町名とはいえ、結構貴重な物かも。

我孫子町時代の固定資産調査済票


我孫子の地名の由来

古代において「我孫子」は氏(ウジ)や姓(カバネ)という、血筋や職種にかかわる苗字のようなものであり、人名として使用されていた古墳時代(3世紀から7世紀)にかけて日本列島で大きな権力を有した大王(オオキミ、のちの天皇家につながっていくとされる)や大和地方の有力豪族は、各地の地方豪族を支配下におさめる際に、豊かな土地を直轄地とし、そこに住む人々から貢納物を納めさせた。その際に土地やそこに住む人々に「我孫子」という名前が付けられたと考えられられている。

白山の地名の由来

白山神社かと思ったが、白山には存在しないようだ。市史によると1907年(明治40年)に現在の緑1丁目にある香取神社に合祀された神社の中に白山社があったらしい。もしかしたらこれが由来なのかもしれない。

歴史

1889年(明治22年)4月1日
町村制施行により南相馬郡我孫子町、湖北村、布佐町が誕生。

1897年(明治30年)4月
東葛飾郡南相馬郡編入東葛飾郡我孫子町、湖北村、布佐町になる。

1954年(昭和29年)11月1日
東葛飾郡富勢村の一部が我孫子町編入(残部は東葛市〔現在の柏市〕へ編入)。

1955年(昭和30年)4月29日
我孫子町、湖北村、布佐町が合併し新制我孫子町が誕生。

1970年(昭和45年)7月1日
市制施行により我孫子市が誕生。