歩・探・見・感

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立川市立第八小学校にある「本を持たない二宮金次郎像」

幸学習館にある展示物を撮っていた。

大きなけやき - 大きなけやきとカワセミとセロ弾き 作者 赤川 政由

 

そうしたら、後ろ姿の二宮金次郎が見えた。

何かの碑の後面

大正十三年二月十五日建立 砂川村第一学区

これらは立川市立第八小学校にあった。

断れば入れるのだろうが、夏休み中なので、誰も見当たらなく、仕方ないので、校門の入口から撮らせてもらう。

手前にある説明板

百周年記念小公園
本校は明治三十四年(一九〇一) 東砂川学校及び中砂川学校の二校を統合し砂川尋常高等小学校として、現幸町五―十七に開校平成十三年(二〇〇一)二月十五日開校百周年を迎えた。
この公園は開校百周年にあたり卒業生有志PTAの協力により整備されたものである。

百周年記念碑
この碑は百周年を記念して、卒業生有志より寄附されたもので、この学校を育み育てた地域、教職員、卒業生の学校と郷土に寄せる誇りと思いを込め、巽聖歌作詞本校校歌の一番、後半を採り碑文とした。また、本校が目指す「心豊かでたくましい子ども」を具現化する強い意思が表現されている。

須崎翁顕彰碑
須崎梅太郎翁は開校にあたり同志とともに村論をまとめ、学校用地を二度にわたり無償で貸与し本校開校に多大な貢献をされた。
この碑は大正十三年須崎翁の徳行を称えて旧校地に建立されたが、 昭和二十年四月太平洋戦争時、爆撃を受け校舎が全壊した。
この碑も上部が損傷、此の傷痕は今も戦争の惨禍を後世に伝えている。本校はこの戦災により昭和二十年十月一日、現在地に移転した。

平成十三年二月十五日

百周年記念事業実行委員会

上の碑の後面の写真は須崎翁顕彰碑だということがわかった。撮った時は気が付かなかったが、上部が破損していたようだ。

 

二宮金次郎

右側に説明板が見える。
何と書いてあるのかキニナル

 

此処を後にして、道路沿いにあった掲示板に貼ってあるポスターを見て先ほどの二宮金次郎像が本を持っていないことを知る。

見ることはできなかったが、二宮金次郎像の隣にある説明板には、二宮金次郎像が歩んできた歴史が書かれているのだろう。

ネットに載っている写真を見ると確かに本を持っていなかった。

説明板に書かれている内容は調べてみたが分からなかったが、調べている中で下記のことが分かった。

1945年(昭和20年)4月24日に、B29爆撃機の空襲を受け、学校は校舎を焼失、金次郎像は、ひざ下部分や手首などが壊れた。
2015年(平成27年)創立100周年を記念して、有志の方々が寄付を募り、修復がなされ、設置された。

訪問日 2023年8月24日