ある程度の探索を終えたところで、深谷駅まで歩いていこうかと思った。しかし、そうすると帰りが遅くなってしまいそうだったので、もう少しだけ旧中山道を歩いてみることにした。
その判断が正解だった。
もしそのまま深谷駅へ向かっていたら、今回のお宝たちには永久に出会えなかったかもしれない。
岡部町時代のものはすでに見つけていたが、まさか岡部村時代の痕跡にまで出会えるとは思っていなかった。旧町名の中でも、村時代のものに出会えると、気分が一気に高まってしまう。
しかも、それが廃業した旧商店の軒先で、ひっそりと残っていたのである。
発見日 2025年9月29日

②塩小売店

旧道をもう少し歩いてみようと思った、ただそれだけの判断が、思いがけない出会いを連れてきてくれた。こういう瞬間があるから、町歩きはやめられない。
深谷駅へ一直線に向かっていたら、きっと見逃していた小さな奇跡。やっぱり町歩きは、寄り道してなんぼである。
足を止め、道を変え、ふと視線を向けた先に残っていた村時代の痕跡。偶然の積み重ねが、旅を豊かにしてくれる。今回もそのことを強く実感した。
歴史
1889年(明治22年)4月1日
町村制施行により榛沢郡伊勢方村、岡村、岡部村、宿根村、普済寺村の区域をもって岡部村が成立。
1955年(昭和30年)1月
大里郡榛沢村、本郷村と新設合併し、改めて岡部村が発足。
1968年(昭和43年)12月
町制施行し岡部町となる。