日本郵政グループは、1871年(明治4年)に創業し、2021年4月20日、創業150年を迎えた。
郵政創業150年を記念して、東京中央郵便局に、郵政創業150年記念ポストが設置された。
訪問日 2023年2月18日、4月8日
訪問場所 東京中央郵便局(東京都千代田区丸の内2-7-2)
正面
雪中の郵便馬車
明治17(1884)年12月から翌年5月までアメリカニューオリンズで開催された万国博覧会に出品された郵便取扱図 第十図から
右側面
東京郵便電信局(正式名称)
(江戸橋郵便局(通称))
「東京名所 江戸橋郵便局真景」から(明治24(1891)年)
左側面
明治時代の郵便外務員
「開化幼早学門」のうち「鉄道ハ空飛鳥の早飛脚」から(明治9(1876)年)
近くにパネルが置かれていた。
1931「創建当初」
旧東京中央郵便局は、逓信技師 吉田鐵郎を中心とした逓信省経理局営繕課の設計により、1931(昭和6)年に竣工、1933(昭和8)年に開局しました。
竣工当初の窓口ロビー(当時の室名は、公衆室。)について、吉田鐵郎は「最も主要な窓口事務室及び公衆室では白色の壁を背景として、黒色大理石の八角柱が並び、その柱列の間を長さ六〇米の銀色カウンター、スクリーンが走って居る。」と記述しています。
2012「現在」
2012(平成24)年 旧局舎の一部を保存しつつJPタワーとして生まれ変わるにあたり、郵便局の窓口ロビーは創建当初の内装材を保存した上で復原的に整備しました。 柱や壁に使用されていた黒色の大理石は、躯体補修のために一旦取り外し補修し、原位置に戻しています。既に滅失していた照明や床の黒色モザイクタイル、天井・壁の漆喰は、工事写真やサンプル採取をもとに復原的に整備。創建当初のカウンター(一部)も復原的に整備しています。
カウンター(復原的整備)
照明(復原的整備)
床の黒色モザイクタイル(復原的整備)
柱・壁の黒色大理石(保存)
壁面に創建当初などの写真が展示されている。