春日部市の「牛島の藤」がとても有名だが、まだ訪問したことがなかった。
ホームページを見たところ、
4月24日 藤の見頃は過ぎました。
今年は4月19日(水)が見頃のピークでした。
先週の3日連続の夏日の影響を受け、見頃の期間が短くなりました。
4月27日 藤の見頃は終わりました。
昨日の雨の影響を受け、花が落ちてしまいました。
と書かれていた。
なので今年は訪問するのを諦め、ふじ通りを探索することにした。
訪問日 2023年4月27日
駅前の藤棚
葉桜ならぬほとんど葉藤だった。
まだ咲いているかなと思い、ふじどおりを歩いてみる。
町名地番街区案内図
中央付近に「ふじどおり」がある。
ふじどおりの看板
ふじ通りには、総延長1,060メートルの藤棚があり、街路樹の藤棚としては日本一の長さがある。
よくみると番地とかいてある。
消されているところは「ここは 中央五丁目○○」と書かれているようだが、○○が読めない。
平日だからか通りは閑散としていた。
見頃は過ぎているようだったが、ところどころまだ咲いているところがあった。
上の花たちは下のどれか。
シロナガフジ
ふじ通りで一番最後に咲く遅咲きの小輪。
花は白色 花房は50~60センチ。
ここからは市内で見かけた藤の花関連のものを紹介しよう。
春日部情報発信館「ぷらっとかすかべ」
こんな写真が撮りたかった。
ふじ通りの花の種類
春日部市とフジ
春日部市は、樹齢1200年以上、国の特別天然記念物 「牛島の藤」 でよく知られるように、フジの植栽の環境条件、土壌条件ともに適した土地柄であります。また、フジは 「市の花」 としても指定されており、なかでも「ふじ通り」の延長約1kmにおよぶフジの木の街路樹は、日本国内においても大変貴重な街路樹であり、春日部市の景観のシンボルとして市民に親しまれています。
例年見ごろの4月下旬には「藤まつり」が開催され、多くの市民でにぎわっています。 この祭りには、市民はもちろん多くの来街者で賑わっており、地域の活性化、賑わいの創出といった面で大きく貢献しています。
シティセールスにおいては、"+1"StoryProject と題し、「ふじの魅力」をHP、SNS 動画にて積極的に情報発信しています。春日部市特有の景観シンボル価値再発見のため、開花状況や管理状況、見どころなどをピンポイントで掘り起し、「春日部の藤」を市民の皆さんにとって 「特別なもの」「春日部と言えば藤」という魅力に育てていくものです。
ふじ通り
昭和48年、市制施行20周年を記念し、「牛島の藤」にちなんで藤の花を「市の花」に制定しました。その頃春日部駅西口は、昭和41年から始まった土地区画整理の最中であり、現在の「ふじ通り」となる「春日部駅西ロ大沼線」が整備されました。
また、昭和54年度、昭和55年度には区画整理事業の一環として、「市の花」である藤棚の設置を行い、昭和58年度に市民から愛称名を募集し、現在の愛称である「ふじ通り」と命名されました。
ふじ通りの概要
延 長 L=1,281m
幅 員 W=25~30m
藤棚の延長 両側で 1,080m(建設時の延長 )
藤棚の数 51棚 (駅に向かって左側24棚、 右側 27棚)
藤棚の高さ 3.15m
藤棚の幅 4.85m
藤の種類 フジの種類(植栽当時の記録)
シロバナフジ 純白色 房の長さ 20~30cm
アケボノフジ 淡い桃白色 20~30cm
モモイロフジ 淡い紅色 20~30cm
ヤエフジ 八重咲き 30~40cm
ノダナガフジ 淡い紫色 約1m
植栽年度 昭和54・55年度に区画整理事業の一環として施行
植栽本数 218本 (H27.4.1 現在)
朝日新聞2022年2月19日の記事によると、春日部市は、「ふじ通り」の藤棚を、東武鉄道春日部駅西口付近まで延長する構想があるとのこと。
西口から伸びる市道約300メートルの区間に藤棚を新たに設けることで、すでにある1・1キロの区間にかけて連続的に楽しめるようにする。
駅周辺を2031年度までに高架化する県と東武鉄道の事業に合わせて、ふじ通りを含む中心市街地を再整備する。藤棚延長はその一環で、実現すれば、駅西口から約1・4キロの直線道路がフジの花で彩られることになる。
まだ先の話であるが、さらにパワーアップした藤棚が見れることを楽しみにしている。