鶴ヶ島市は以前別目的で探索したことがあるが、旧町名関連に興味を持ってからは初となる。
鶴ヶ島町から市制施行して鶴ヶ島市になったのが1991年(平成3年)9月1日なので、鶴ヶ島町時代のものが結構残っていた。
しかし、字名が残っていたものは今のところこれだけ。
ざっとしか探索していないので、ちゃんと探せば、もっと見つられるかもしれない。
いつも初めて探索するところはざっとというか、テキトーに探索することが多いのだが、いくつも見つかる時もあるし、なかなか見つからない時もある。
"旧町名発見運"とでもいう"運"をその時持っているか持っていないかによるのではないかとつくづく感じる次第である。
「大字脚折」「脚折町」は現存する町名だが、「入間郡鶴ヶ島町」時代のものなので、旧町名扱いとしている。
発見日 2023年10月2日
発見場所 埼玉県鶴ヶ島市大字脚折
脚折は何と読むのだろうか?
「あしおり?」
違った。
「すねおり」だった。
「脚折」は、日本で鶴ヶ島市にしかない珍しい地名のようだ。
「すね」は漢字で書くと「脛」だが、なぜ「脚」になったんだ?
調べてみたが、わからなかった。
地名よくあるあるということにしておこう。
地名の由来
どこでもそうだが諸説ある。
昔この地にあった急な坂道で「足の骨を折った」ことから名付けられたという伝承による。
ス(洲)・ネ(峰)・下りの転化したもので、砂地の微高地か自然堤防からの坂の地形を示したもの。
日本武尊の東夷征伐の折に人馬が脚を折ったことにちなむといわれている。砂礫の多い地という意味で砂居(すなおり)または曽根居(そねおり)の転訛か。