この辺りも探索したことがあるのだがこれらの存在に初めて気が付いた。
あれっ!
何だ?
こんなところに何故!?
気が付くと新宿御苑新宿門の自転車置き場で一人興奮して、柵から身を乗り出さんばかりに写真を撮りまくっている自分がいた。
凄いと思っているのは自分だけかもしれない。
まあいいさ。
自分が良ければそれでHappy!
と言っても他人に迷惑をかけていないよ。
でも、夢中になって写真を撮っている時、「あれ、何?」と言っている子供の声と「何だろうね。」と言っている親の声が聞こえた。
少しして、ボキッという音と共にガサッという音がした。
どうした?
音がした方向に振り向くと子供が倒れていた。
子供が自転車置き場のカラーコーンにつながっているポールに寄りかかったのだろうか、ポールが折れてしまっていた。
泣いていないし、ケガもしていないようだ。
安心。
しかし、器物破損。
写真を撮っていた自分が子供の気を引いてしまったようなので、自分のせいも少しはあるかもしれない。
2月1日訪問後、調べていたら、撮り漏れがあることが分かり、別件も色々あるので再訪することにした。
訪問日 2024年2月1、3日
訪問場所 東京都新宿区内藤町
柵越しにか見れないのは残念だが仕方ない。
この興奮を読者の方にもお届けしよう。
熱いねぇ。
オジサンでも熱くなるのだ。
まず、旧「東京みちの情報館」について調べてみよう。
建設省(現国土交通省)の社会資本整備や地域づくりのあり方として「コミュニケーション型行政」を目指す取り組みの一つとして、東京国道工事事務所が2000年(平成12年)に開設。
五街道に関するものや新宿駅南口地区基盤整備事業、新宿駅南口跨線橋の大規模整備などの展示をしていた。
日本橋についてのパンフや都内の「東海道さんさくマップ」や23区内の五街道のウォーキングマップが貰えたそうだ。
入館時間:10:00-17:00
休館日:月曜日
入場料:無料
そして、2008年(平成20年)に閉館。
ということが分かった。
門は堅く閉ざされている。
青いブルーシートがある付近に目的のものが見える。
閉ざされた門から見た左右の壁に絵と文字が書かれているのが見えた。
左側のはかなり色褪せていた。
書かれている言葉を書きだしてみよう。
暇だねえ。
時間があると言ってくれ。
何故かこういうことをしたくなってしまうのだ。
①特急あずさ号
②ウーパールーパーは今どこに?
④アッシー・メッシー
⑤ツバキハウス
⑥昭和が終わった
⑦オレもその頃は新人類だった
読めなかったり、見えなかったりするものがあるが、他にも下記が書かれているようだ。
➈カラス族
⑩まる金・まるビ
右側の壁①
虎のマスクを被り、左手にはボールのようなものを持ち、バイクにまたがっている。
スカートにルーズソックス?
女の子か?
バイクの一部しか残っていないが、左側にも書かれていたようだ。
右側の壁②
②青春のブラックホール
③インベーターゲームにやられてた
④幸福行のキップを持っていた
⑤「いちご白書」をもう見たか?
⑥Funky Town
⑦クラスコンパatマンモス喫茶
⑧ツェッペリン、パープル!
➈セリカ1600GT
⑩根性!!
⑪スポコン
建設省が作ったものとは思えない絵と言葉だ。
いつの時代のものだ?
調べてみると1980年代流行ったものらしい。
1980年代と言えば、自分は20代だった。
なので全部知っていてもいいはずだが、知らないものもあるので、調べてみよう。
興味ない人は飛ばしてね。
*アッシー・メッシー
アッシーくん:送り迎えをしてくれる男性
メッシーくん:ご飯だけをおごってくれる男性
キープくん:女性にとって恋人や恋愛対象の本命ではないが交友関係を維持(キープ)している男性。
ミツグくん:気を引こうと金品や品物などを女性に贈る(貢ぐ)男性
ツナグくん:テレビやビデオデッキなど複雑でやっかいな配線をつないでくれる男性
本命くん:正式な彼氏
*ツバキハウス
新宿3丁目テアトルビルの5階にあったディスコ
*カラス族
ブラック一色で固めたアイテムを身に纏う人たちのこと
*まる金・まるビ
「マル金」は「金」の字を丸で囲ったもので、やることなすことすべてがポジティプな方向に進んで高収入が得られる「お金持ち」のこと。「マルビ」は「貧乏」の「ビ」の字を囲ったもので、「マル金」とは逆になんでもかんでもネガティブなほうに行ってしまうどん底生活のこと。渡辺和博の『金魂巻(キンコンカン)』(1984年)で流行った。
*Funky Town
安室奈美恵の33枚目のシングルかと思ったが、1980年代なので、違うようだ。ステファン・グリーンバークとヴォーカルのシンシア・ジョンソンのふたりのユニットであるリップシンクの曲だっだ。全米№1、全米ダンスチャート№1、全英№2の大ヒット曲。
日本ではCMソングやドラマのBGMなどで使用されているそうなので、聞けばどんな曲かわかるかもしれない。
*クラスコンパatマンモス喫茶
新宿駅地下街、B6出口(紀伊国屋書店のあたり)にあったカトレアという巨大喫茶店のことらしい。
クラスコンパはそこで行われたコンパのことかもしれないが、調べてみたがつながりは不明。
折角なのでカトレアのことをもう少し調べてみよう。
椅子の布がはがれてスポンジやスプリングが露出しているようなボロボロのソファがずらりと並ぶ不思議な空間。
グラスは欠けかけ。
大勢でいつ行っても入れる。
単品注文での長時間利用が許された。
店内中程の一般席と団体席を分けるあたりに店内なのに噴水があって、1990年ぐらいまで稼働していた。
1990年代中頃に閉店した。
というようなことがネットに載っていた。残念ながら店内の様子を写した写真はないようだ。
最初は書かれていた言葉を調べるつもりはなかった。
下で紹介する展示されていたものがメインなのに、これらを調べているうちにアゲアゲになってしまう自分だった。
調べ物をしだすと止まらなくなるので、適当なところで切り上げないといけない。
しかし、自分が調べようとするものは情報が少ないものが多く、すぐ切り上げざるを得ないものも少なくない。
新宿御苑 新宿門へ向かおう。
左側が新宿御苑 新宿門
自転車置き場
ここからは展示されていたものを見ていこう。
それらは柵の向こうに佇んでいた。
新橋の親柱
現在は暗渠化されている汐留川(中央区~港区)に1925年(大正14年)に架けられた橋の親柱。
京橋の親柱
現在は埋め立てられた京橋川に架けられた大正11年(1922年)建造の京橋の親柱。
銀座の柳もあったそうだが、今の時期どれかわからなかった。
1984年(昭和59年)に、銀座の柳が苗圃に3本だけ残っていることを知った銀座の有志が枝を持ち帰り、接ぎ木して、二世柳を復活させ、全国に寄贈した。
東京みちの情報館に植えられた柳はその復活した銀座の柳である。
次に紹介するものは、柵の上から手を伸ばしてとったもの。
最初は存在に気が付かなかったが、柵越しにのぞき込んだら見えたので、宝物を発見したいになってまた一人で興奮。
プレート
日本橋の昔の風景
日本国道路元標プレートの複製
それぞれの説明板らしきものが背を向けてあったが、どんなことが書いてあるか興味津々である。
しかし読むことができないもどかしさ。
流石塀を乗り越えていくわけにはいかない。
何かの機会に開放してくれると嬉しいのだが。