歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

溜池交差点に立っているレトロな街路灯と「溜池発祥の碑」

横断歩道を歩いていると、近くに警察官がいるにもかかわらず、道路に出て写真を撮っているおじさんがいた。

何を撮っているのだろう?

これか。

この交差点は何回も渡っているのに初めて気が付いた。

発見日  2024年6月1日

発見場所 東京都港区赤坂二丁目

これは、たぶんガス灯だ。



それぞれの部分に美しい装飾が施されている。

それぞれの模様に名前があるのだろうけれど、わからない。

でも、なぜこんなところに?

周りを見回して見るがガス灯らしきものは見当たらない。

帰ってから、ネットで調べてみたが、情報は見当たらなかった。

このガス灯はいつ頃設置されたものなのだろうか?

今も現役なのだろうか?

東京都小平市にあるガスミュージアムには2回ほど訪れたことがあるのだが、屋外にガス灯がいくつか展示されていた。

同型のものがあったかな?

撮った写真を調べてみることにしよう。

調べていると、ガスミュージアムのブログには「ガス灯を探しに行こう!」という記事があり、都内のものなどいくつか紹介されていた。

日本ガス協会のホームページにも「ガス燈のある街」として都内のものなどがいくつか紹介されている。

・品川区 御殿山ヒルズ
・品川区 「ねむの木の庭」公園
千代田区 和田倉噴水公園
千代田区 三菱一号館 一号館広場
千代田区 紀尾井坂
・港区 (旧)日本ガス協会ビルディング

これらの記事を参考にして、レトロ電柱ではないが、ガス灯めぐりをしてこようかと思っている。

ガスミュージアムでは、『井上安治生誕160周年記念 情景の絵師がみつめたModern times 「ガス燈ともる東京風景」展』が開催されているとのこと。
見学してこようかな。

交差点付近の植え込みの中にある「溜池発祥の碑」

溜池は江戸時代のはじめ, 江戸城の防備をかねた外堀兼用の上水源として作られ水道の発祥地ともなり、徳川秀忠時代には鯉、鮒を放し蓮を植えて上野の不忍池に匹敵する江戸の名所となった。徳川家光は遊泳したとも伝えられ、江戸後期には日枝神社より赤坂四丁目に通じる料金を取った銭取橋が架設され 「麦とろ家」数軒と出店で、にぎわったと云われる。
明治八年より埋め立てに着手し四十四年に完成したが、明治二十一年十二月には赤坂溜池町が創立され、明治四十二年に市電が開通し、大正十年五月に正式な町会として溜池町会が発足し、溜池角の小松ビルは元は演伎座と云う芝居館として人気を煽り東京オリンピック以後はビル街として発展し、町会名も「赤坂溜池町会」と改称し今日に到り、地下鉄新駅「溜池山王駅」の開通を記念し建立とした。(赤坂溜池町・文責)

平成九年八月吉日

東京都 港区