歩・探・見・感

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横浜市中区山下町(旧山下居留地)で境界石を探す

最近、何度か探索のために中華街を訪問しているが、調査しているといくつかの境界石が存在していることを知った。

近くを歩いたことがあるのに、うかつなことに気が付いていなかった。

境界石があると聞いたら、行かないわけにはいかない。

石川町駅北口に降りて、探索を開始する。

発見日  2024年10月3日

発見場所 神奈川県横浜市中区山下町


逓信省の境界石

右の横浜飛栄ビルと左のザ・ライオンズ横濱山下町の間

神奈川県横浜市中区山下町163付近 長安道沿い

横浜飛栄ビル側

ザ・ライオンズ横濱山下町側

正面


逓信省用地の刻字

右側面


逓信省用地の刻字

左側面

裏面

上面

 

郵政省の境界石

ザ・ライオンズ横濱山下町と駐車場の間

神奈川県横浜市中区山下町163付近 太平道沿い

正面


郵政省用の刻字

右側面


郵政省用の刻字

左側面

裏面

上面


インド商館の境界石

①工事現場

神奈川県横浜市中区山下町95付近 開港道沿い

南西角


KCの刻字

KCはKishinchand Chellaram(キシンチャンド チェララム)の略称

右側

左側面

上面



②中華食材専門店源豊行と中華街パーキングの間

神奈川県横浜市中区山下町94付近 開港道沿い

正面

右:インド商館の境界石 左:電電公社

右側面

左側面

上面

③工事現場

神奈川県横浜市中区山下町95付近 シルク通り沿い 北東の角


右奥に休憩中の職人が何人かいて、こちらを見ているので、撮りずらく、これしか撮れず。

KCの刻字は確認できた。

右側のものは半円の窪みを確認できるので、電電公社のものかもしれない。

シルク通り沿いの南東の角には見当たらず。

工事中のここにはビルが建つようだ。

かつてここには旧インド商館があった。横浜市が1952 年に建造し、インド系のキシンチャンド・チェララム商会が入居。同商会が横浜を撤退する際に同發が購入し、事務所として使用していたそうだ。

 

マンション広告に写っていた境界石?

 

マンションの広告の右下に境界石らしきものを発見。

違うかもしれないが、こういうものも気になってしまうのだ。

ここからは、中華街以外で発見した境界石を見ていくことにしよう。

ホテルニューグランド

発見日  2024年9月24日

発見場所 神奈川県横浜市中区山下町10番地

結構目立つ境界石が壁と一体化していた。

居留地境界石」ではなさそうだが、「道路境界石」「敷地境界石 」のいずれかの境界石ではないかと勝手に思っているが、正体は不明。

インペリアルビル

発見日  2024年9月30日

発見場所 神奈川県横浜市中区山下町25-2

横浜市歴史的建造物

クリーニング店の看板の下あたりに境界石があった。

埋められていて文字の確認はできない。

旧横浜居留地48番館

発見日  2024年10月1日

発見場所 神奈川県横浜市中区山下町54

横浜最古の洋風建築物で神奈川県指定重要文化財に指定されている。

角にある境界石

埋められていて文字の確認はできない。

他にも発見しているが、気になったものだけを紹介した。