2011年に実施された髙島屋友の会主催の日本橋タカシマヤセミナーで紹介されたマンホール蓋の現存状況は下記のふたつの記事で紹介したことがある。
気が付けば、あれからずいぶん経っていた。
色々調べていたら、新しい資料を見つけた。と言っても2012年6月実施された日本橋タカシマヤセミナーの資料なので、今頃ようやく見つけたのかという感じ。
なぜ今までの検索に引っかからなかったのだろう?
見つけたということは、自分が少しは成長して、そういう時期になったということなのかもしれない。
その資料とは、「復元が進む赤れんが駅舎~東京駅から皇居外苑を散策」だ。
散策順序は以下の通り。
①東京駅丸の内北口 ②国鉄の蓋 ③警察電話の蓋 ④東京電燈?の蓋 ⑤皇居外苑の蓋 ⑥航空局の蓋 ⑦二重橋 ⑧JR空気弁送水管の蓋 ➈日比谷公園 ⑩日比谷シャンテ
以下のものは番号が振られていなかったが、便宜上、採番する。
⑪丸の内オアゾ ⑫逓信省時代の蓋 ⑬三菱マーク入りの蓋 ⑭警察廳防火栓の蓋
この内、①、③、⑦、⑩は蓋ではないもの、以前紹介済みのものがあるので除く。
さあ、すべて現存しているのだろうか?
ウキウキ、ワクワクの探索開始!
実際の探索順序は、ほぼ逆なのだが、番号順に結果を報告することにしよう。
②国鉄の蓋
見つからない、たぶん撤去されたものと思われる。
皇居外苑の探索範囲

④東京電燈?の蓋
自分的には今回最大の目的物。
外人さんの団体客が邪魔だ。歩道の一部をふさがれ、人通りが結構あり、撮影タイミングがなかなか来ない。
ようやくいなくなった。
巽櫓とコラボを撮りたかったのだ。
マークの足が8本ある。正式な東京電燈のマークの足は6本だったらしいので、?になっているようだ。
⑤皇居外苑の蓋
上の地図の現在地付近男子トイレの横
立入禁止の芝生の中にも蓋らしきものが見えるのだが、確認できず。
⑥航空局の蓋
この辺のはずなのだが・・・。


どれかに置き換わってしまったようだ。
⑧JR空気弁送水管の蓋
なぜこんなところにJRの蓋が?
➈日比谷公園
紋章だけだと東京市と東京都のものは同じなので、区別がつかないが、形を見た途端、これが東京市のものだとわかった、という気がした。
・松本楼付近1
・松本楼付近2
・庭球場付近
・第一花壇付近
フック引掛け用の穴がない。
・西幸門付近
⑪丸の内オアゾ
春夏秋冬をイメージしたと思われる4種類の蓋が、多数設置されている。
春 「桜の花」
夏 「葉」
秋 「トンボ」
冬 「渦巻」??? 木枯らしかねも。
⑬三菱マーク入りの蓋
「車道の真ん中に設置されている。」と書かれていたが、本当に真ん中だった。
あまり車の通りが多くない道でよかったが、撮る時は、前から来る車、後ろから来る車に気を付けよう。
角蓋
紋章がかなり摩耗している。
丸蓋

⑭警察廳防火栓の蓋
警察の紋章である旭日章が入った防火栓と書かれた蓋
三菱の蓋と違う通りにあるものだと思っていたのだが、同じ通りの歩道にもあった。
2枚目
これだけと思っていたら、有楽町駅方面に向かう途中にもう一枚あった。
3枚目
「マンホールのふた(林丈二)」には、これと同じものを「大手町二丁目から有楽町一丁目にかけて12枚確認している。」と書かれているそうだが、この3枚しか見つけることはできなかった。しかし、すべての道を歩いたわけでなく、ざっとしか探さなかったので、まだあるのかもしれない。
ここからは+α
旧日本電信電話公社の蓋
格子型の模様
紋章もよく見かけるものと違う。
皇居御苑の汚水桝
上で⑤皇居外苑の蓋を紹介したが、皇居御苑の蓋もあった。