歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

日本橋タカシマヤセミナーをアップデートする(3)プラスアルファ

2011年に実施された髙島屋友の会主催の日本橋タカシマヤセミナーで紹介されたマンホール蓋の現存状況は下記のふたつの記事で紹介したことがある。

citywalk2020.hatenablog.com

 

citywalk2020.hatenablog.com

気が付けば、あれからずいぶん経っていた。

色々調べていたら、新しい資料を見つけた。と言っても2012年6月実施された日本橋タカシマヤセミナーの資料なので、今頃ようやく見つけたのかという感じ。
なぜ今までの検索に引っかからなかったのだろう?
見つけたということは、自分が少しは成長して、そういう時期になったということなのかもしれない。
その資料とは、「復元が進む赤れんが駅舎~東京駅から皇居外苑を散策」だ。

散策順序は以下の通り。
①東京駅丸の内北口 ②国鉄の蓋 ③警察電話の蓋 ④東京電燈?の蓋 ⑤皇居外苑の蓋 ⑥航空局の蓋 ⑦二重橋 ⑧JR空気弁送水管の蓋 ➈日比谷公園 ⑩日比谷シャンテ 

以下のものは番号が振られていなかったが、便宜上、採番する。
丸の内オアゾ ⑫逓信省時代の蓋 ⑬三菱マーク入りの蓋 ⑭警察廳防火栓の蓋

この内、①、③、⑦、⑩は蓋ではないもの、以前紹介済みのものがあるので除く。

さあ、すべて現存しているのだろうか?

ウキウキ、ワクワクの探索開始!

実際の探索順序は、ほぼ逆なのだが、番号順に結果を報告することにしよう。

国鉄の蓋

見つからない、たぶん撤去されたものと思われる。

皇居外苑の探索範囲



④東京電燈?の蓋

自分的には今回最大の目的物。

外人さんの団体客が邪魔だ。歩道の一部をふさがれ、人通りが結構あり、撮影タイミングがなかなか来ない。

ようやくいなくなった。

巽櫓とコラボを撮りたかったのだ。


マークの足が8本ある。正式な東京電燈のマークの足は6本だったらしいので、?になっているようだ。

皇居外苑の蓋

上の地図の現在地付近男子トイレの横

立入禁止の芝生の中にも蓋らしきものが見えるのだが、確認できず。

⑥航空局の蓋

この辺のはずなのだが・・・。

どれかに置き換わってしまったようだ。

⑧JR空気弁送水管の蓋

なぜこんなところにJRの蓋が?

日比谷公園

名古屋市型の東京市のマンホールが5枚現存している。

紋章だけだと東京市と東京都のものは同じなので、区別がつかないが、形を見た途端、これが東京市のものだとわかった、という気がした。

松本楼付近1

松本楼付近2

庭球場付近

・第一花壇付近

フック引掛け用の穴がない。

・西幸門付近

丸の内オアゾ

春夏秋冬をイメージしたと思われる4種類の蓋が、多数設置されている。

春 「桜の花」

夏 「葉」

秋 「トンボ」

冬 「渦巻」??? 木枯らしかねも。



⑬三菱マーク入りの蓋

「車道の真ん中に設置されている。」と書かれていたが、本当に真ん中だった。

あまり車の通りが多くない道でよかったが、撮る時は、前から来る車、後ろから来る車に気を付けよう。

角蓋

紋章がかなり摩耗している。

丸蓋



⑭警察廳防火栓の蓋

警察の紋章である旭日章が入った防火栓と書かれた蓋

三菱の蓋と違う通りにあるものだと思っていたのだが、同じ通りの歩道にもあった。

2枚目

これだけと思っていたら、有楽町駅方面に向かう途中にもう一枚あった。

3枚目

「マンホールのふた(林丈二)」には、これと同じものを「大手町二丁目から有楽町一丁目にかけて12枚確認している。」と書かれているそうだが、この3枚しか見つけることはできなかった。しかし、すべての道を歩いたわけでなく、ざっとしか探さなかったので、まだあるのかもしれない。

ここからは+α

日本電信電話公社の蓋

日比谷公園内の売店横にある。

格子型の模様

紋章もよく見かけるものと違う。

皇居御苑の汚水桝

上で⑤皇居外苑の蓋を紹介したが、皇居御苑の蓋もあった。

場所的には、皇居外苑が正しいが、皇居御苑って何?皇居東御苑のと勘違いしたのか?

撮影日 2025年3月15、24日