歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

日本橋タカシマヤセミナーをアップデートする(2)

日本橋タカシマヤセミナーをアップデートする」の2回目は、
3.路上文化遺產~日本橋 橋めぐり・鉄蓋めぐり (2014年2月3日)に載っていたものを、現存しているか確認した結果を紹介することにしよう。

日本橋高島屋 ②街燈の蓋 ③野村證券の蓋 ④江戸橋 ⑤日本橋
⑥灯のデザイン蓋 ⑦警察電話の古い蓋 ⑧常盤橋・常盤橋・新常盤橋
日本銀行 ⑩三井本館

日本橋高島屋
 自動洗滌槽は(1)で紹介した。
 他に昔の電話番号が書かれた蓋があったようだが、現存せず。

 

②街燈の蓋
 下記の記事で紹介した。

citywalk2020.hatenablog.com

 

野村證券の蓋
日本橋野村ビル(野村證券旧館、本館、別館)が解体工事中だった。

1930年(昭和5年)竣工の旧館は歴史的建築物として保存されることになっている。

 

野村證券の本社から東京証券取引所へ続く道には、「へ」の字を二つ重ねた模様の下にカタカナの「ト」を配した印が描かれている蓋を複数見ることができる。
この印は野村ホールディングス(HD)を創業した野村家の屋号「ヤマト」を表している。
ノルマが厳しいことから、 この屋号をもじり 「へトへト證券」とも呼ばれていたそうだ。

野村HDのグループ広報部によると、地中には、取引所と同社をつなぐ「気送管(エアシューター)」があったという。気送管とは、二つの地点をパイプで結び、書類や物を詰めたカプセルをパイプに入れて圧縮空気で送る装置。株数や価格などが記入された注文伝票を取引所と野村本社との間でやりとりしていたようだ。

 

別館があった辺りの歩道に2枚並んでいる。

 

車道にも網目地模様の角形蓋が1枚あった。(3枚目)

他にも平行四辺形の格子模様の「野村證券」の文字入りのものや「靴洗栓」があったらしいのだが、工事中のため確認できず。

 

三菱倉庫前の広場前の車道(4枚目)

 

三菱倉庫前の車道(5枚目)

 

日本橋郵便局の東側歩道付近(6枚目)

 

兜町平和ビルの歩道付近(7枚目)

 

 

④江戸橋

泥吐室

「でいとしつ」どはなく「どろはきしつ」と読む。

水道管に溜まった泥を川に流すための弁が格納されている。

 

日本橋
 橋なので省略。

 

⑥灯のデザイン蓋
(1)で紹介済。

 

⑦警察電話の古い蓋
 三菱UFJ銀行 日本橋支店付近

写真を撮っていると警報音のような音が鳴り始めた。車の出入りの音だと思うが、銀行前で、怪しげな男が歩道を撮っていると疑われているのかと思ってしまった。

 

皇居周辺にも2組ある。

 

1組目

 

2組目

 

警察専用電話の設備が格納されている(いた)ものと思われる。 

 

⑧常盤橋・常盤橋・新常盤橋
 橋なので、省略。

 

日本銀行



日銀通り

 

防火水道の蓋

 

外苑通り沿いの歩道

逓信省の蓋

〒マークの紋章

左側のT部分の中央部分には手彫り?と思われる〒がある。

 

制水弇の蓋や地上型防火栓があったようだが、現存せず。

 

⑩三井本館
 建物なので、省略。