東京都内にある「几号水準点」はほぼ訪問した。
ニコライ堂はコロナ対策の為、いまだに入ることができない。
これを除くと市谷亀岡八幡宮を残すのみのはずだ。
中々「几号水準点」関連は紹介できていないが、今回案内板が新設されたところがあったので、紹介しよう。
発見日 2022年2月17日(再訪日2022年5月9日)
発見場所 東京都台東区谷中7丁目
この案内板は、以前訪問した時は気が付かなかったので、最近設置されたのだろう。
普段は墓石が見えるところは撮らないようにしているのだが、今回は場所が場所だけに仕方がない。
案内板
下の方を見ると、設置したのは、谷中霊園管理所のようだ。
自治体でも設置していない場合が多いのに、このような案内板を作成するということは素晴らしいことだ。
カラー写真も使い、素晴らしき出来だ。
このような几号水準点の案内板は見たことがない。
しかし、残念ながら、これは几号水準点ではない。
水準基標というものだ。
自分も以前は勘違いしていた。
自分には説明できない。どなたか詳しい方教えてあげてほしい。
これが設置されている水準基標
真上から見たところ。
案内板の矢印の向きが少しずれているが、大体で分かるだろう。
なぜここに設置したのだろうか?
水準基標の隣でいいのにと思ったが、結果的にここしかなかったのだろう。
当時の町名は「下谷区天王寺町」だった。
「天王寺町」の痕跡は「防火用水 谷中天王寺町」で紹介している。
同じ東京都台東区にある浄名院の水準基標は、現在、工事中の為、移動しているのか廃棄されてしまったのかわからないが、行方不明である。