歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

京都市現役最古の大正時代のマンホール

マンホーラー初心者だが、京都市で最古のものと聞いては、訪問しないわけにはいかない。

ここが今回の京都市探索の最終目的地となった。

帰りの時間が迫っていたので、走る。

いや、走るほど時間は迫っていなかったので、でも早歩きで現地に向かう。

相国寺の中を通り、ショートカットする。

しかし、ショートカットにならなかった。

それは見事な紅葉があり、しばし足止めを食らってしまったからである。

ほとんど人もいなく、ほぼ独り占めだった。

 

相国寺を抜け、今出川通りに出て、同志社女子大今出川キャンパス沿いの歩道を歩く。

右側に京都御所の紅葉が見えた。

立ち寄りたい衝動に駆られるが、我慢して、先を急ぐ。

同志社女子高・中の角を左に曲がる。

 

西郷隆盛邸跡・相国寺七重塔跡・湯川秀樹一家寓居跡』

また、足止めを食らってしまった。

2018年11月23日(金・祝)午前11時にこの石碑の除幕式があったそうだ。

建碑場所 京都市上京区下塔之段町516-1

この碑の説明文に書かれていることは、誤りもあるらしいが、余程歴史に詳しい人でないと気が付かないだろうし、そもそもこのような文章を熟読する人は少ないであろう。

 

これのすぐ先の住宅街のクランク路上にそれはあった。

 

発見日  2022年11月14日

発見場所 京都府京都市上京区常盤井殿町付近

 

左下に見えるものがそれだ。

ただマンホールじゃん。

と思うなかれ

 

よく見てほしい。

誰も気が付かないと思うが、靴の先が写ってしまった。

マンホール写真を撮る時のあるあるだ。

周りがアスファルトではなくコンクリートになっている。

ネットで紹介されているものを見ると周りがアスファルトになっているものばかりだった。

マンホールが少し地面にめりこんでいるように見える画像のものもあったので、補修でもされたのだろうか?

その時に新しいものに変えられなくてよかった!

以前はGoogleマップに史跡として載っていたことがあったようだが、今はなくなっていた。

 

少し拡大したもの



右書きで大正五年とある。

大正5年は1916年、ということは既に100年以上の歳月が過ぎていることになる。

 

「下水」の文字が右書きだ。

ここもたぶんガイドブックには載らないマニア垂涎の場所だろう。

 

左の写真の建物は同志社の同窓会館

 

下記は現代の京都市水道局のマンホール。

たまたま撮ったものだが、よく見ると違いがある。

左側の方が摩耗しているので、古いようだ。

両方とも旧式の規格型(名古屋市タイプ)らしいが、
市章を基準にした場合、外周の分割位相が違っている。
別な言い方をすると、地紋に対して市章の角度が違っている。

 

右書きの「京都消防防火水槽」

 

他にもいろいろ種類がある様だが、そこまで暇ではなかった。

 

アクセス
京都市バス同志社前」下車徒歩3分