歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

2023年3月31日に閉店した八重洲ブックセンター

途中まで書いていたのだが、しばらく放置していたら、閉店してから、随分経ってしまった。

この記事を見て、八重洲ブックセンターが閉店したことを知る方はいないと思うが、自分が訪問した記録を紹介しよう。

 

八重洲ブックセンター本店は1978年9月に開店し、地上8階・地下1階の建物に在庫は100万冊に上るなど、国内有数の大型書店として知られてきた。

 

八重洲ブックセンターの前を歩いていたら、閉店のお知らせが貼ってあった。

 

訪問日 2023年2月11日

 

フィナーレ・イベントが開催中。

 

二宮金次郎

制作は富山県高岡市にある竹中銅器。

 

銘板 

勤勉そして片時も本を手放さなかった二宮金次郎こそは真に理想の読書人である

平成三年六月二十四日
株式会社八重洲ブックセンター
会長 河相金次郎

 

なんと会長の名前が「金次郎」だった!

 

八重洲ブックセンター創業

1978年9月。
「どんな本でもすぐ 手に入るような書店が欲しい」 
故・鹿島守之助博士の切なる意思にこたえて創業。

八重洲ブックセンターの創設は、一に鹿島建設会長故鹿島守之助博士の文化的理念と遺志の結晶である。博士は周知のごとく、外交官、学者、経営者、政治家と四つの道を歩んで来られながら、何れの面においても、 ことごとく超一流の業績を残されたが、この 多彩な生涯を通じて、一貫して変らぬことが一つあった。 それは片時も勉学、読書をやめなかったことである。これほど本を愛した人はまれである。生前よく「どんな本でもすぐ 手に入るような書店が欲しい」 と言って居られたのは、この飽くことなき読書家の心からの願いがほとばしったことばであったろう。
八重洲ブックセンターは、この博士の切なる遺志に応えて、今日、漸く実現を見た博士の貴重な文化的遺産である。

 

パネル展が開催されていた。

 

公式キャラクター「やえちゃん」

展示されていたものを右から紹介していこう。

 

二宮金次郎

 

創業当初の内装

 

フロア別大型書店内部詳細図

B1

1F

2F

3F

4F

 

十代の制服は脱ぎすてられたか

 

 

 

八重洲ブックセンター本店開店

 

メッセージ

著名人のメッセージが展示されていた。


訪問日 2023年3月11日

 

あれ?二宮金次郎像がない!

 

移設のお知らせが貼ってあった。

以前報徳二宮神社にお参りしたことを思い出す。

 

メッセージか増えていた。

 

柱にも作家らのサインがあったらしい、撮っておけばよかったが、後の祭り。

 

2023年5月から解体工事に着手する予定で「八重洲ブックセンター本店」を含む跡地一帯には「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」として地上43階、高さ226m、延床面積約38万8300㎡のオフィスやサービスアパートメント、商業施設で構成される複合施設が建設される。

外観イメージパース(東京駅八重洲口側)

断面図

配置図

位置図

 

閉店後訪問した。

訪問日 2023年4月8日