歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

フロレンティン・ホフマン個展 in ホワイトストーンギャラリー銀座新館

2023年6月16日(金)から7月15日(土)の期間、ホワイトストーンギャラリー銀座新館にて個展「MORE Yellow」が開催されていた。

 

撮影日  2023年7月1、8日

撮影場所 東京都中央区銀座6-4-16 

 

オランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマンは2000年にオランダのカンペン芸術アカデミーで学んだ後、ベルリンへ渡りツ アイセンゼー芸術大学で芸術修士号を取得。 ホフマンは観客が感じる 「心地良さ」に挑むことを目標とし、日常のありふれた物質をシ ンプルな知覚で捉えなおすことで表現している。 彼の作品から醸し出される親しみやすさと積極性によって、観客はさりげなく自然に アートを楽しむことができる。 のちに彼は、明確で象徴的なイメージへと制作を結実させる。 そのサイズ感と素材使いによって疎外感 すら与えるような 「ラバーダック」 (2007年) に代表される奇妙なほど巨大なおもちゃ”。 空気注入式の特大サイズで実現されたラ バーダック風呂用玩具は、フランスからブラジル、ニュージーランドから香港、ピッツバーグからチリのサンティアゴと、世界の港 を股にかけて人々の目を楽しませた。
2015 PROJECTS 2014 (Moonrabbit, Taoyuan, TW) "Belgrade Bear" (Belgrade, Serbia)
ホフマンが自らの周辺環境へ注ぐまなざしは、素材の可能性の深い考察と、形状と姿容への探求へと導いた。 彼は地場の文化を作品の なかへ溶け込ませることにより想像力を拡張させ、 見落とされがちな相互作用を喚起する。 社会的関与と相互コミュニケーションがホ フマンの創造にとって核となる要素である。 公共のスペースに作品を設置するという情熱を共有することで、自身の普遍的美学と観客 との邂逅の場をつくり出している。 ホフマンによってもたらされる純粋な歓びは、人種や宗教といった垣根を取り払い、作品との対話 「へと人々を投入させる。 制作領域を広げることで、ホフマンは平等と自己というもののちっぽけさを投影しようとしている。

心を開くことを忘れるな。 大きな子どものように自由であれ一フロレンティン・ホフマン
ホワイトストーン・ギャラリー銀座新館では、国際的に著名なオランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマンによる個展、 『MORE Yellow』 を開催いたします。 直近では、 大阪の 「中ノ島ウェスト・ラバーダック 2022」 プロジェクトなど、ホフマンの巨大なパブ リックアートはすでに日本の地を踏んでいるものの、画廊スペースにおける個展は本邦初となります。
世界中に停泊した極大サイズの 「ラバーダック」に代表されるように、 「黄色」はホフマンが最も好む色のひとつである。黄色は有 彩色のなかで最も明るい色というだけでなく、 「遊び心」 「コミュニケーション」「聴覚の刺激」 などといったポジティヴなイメージの 連鎖とむすびついている。 そもそも、ホフマンの制作信条は、アートにまつわる近寄り難さを取り除き、人々にアートへのアクセスを 容易たらしめ、 子ども時代の楽しい記憶を喚起することにある。 彼は日常のありふれたものをシンプルな視点で捉えなおし、観る者の 心地よさへと挑む。 「楽しさに満ちた明快さ」こそ普遍的な美学であり、人種・宗教・ ジェンダー・年齢、といったあらゆる縛りを乗 り越え、差異を超越しての意志疎通を可能たらしめる。
今展では、最愛の色である 「黄色」 をもとに、形態や大きさが異なる、ヴィヴィッドな色彩をまとう動物たちがギャラリーの白壁に配
置される。 「黄色」 がもつ遊戯性は、色彩間の補色作用により増幅される。観る者の絶えまない感情の変化を反映しながら。 ホフマン
の世界が具現するリアリティの豊かな局面の数々、それらは無限大である。 童心へ帰る心地よさに満ち満ちた、このエキサイティングな空間へ是非ともお立ち寄りくださいませ。 皆が子供であれ

 

このカエルに惹かれ、中に入ってみた。

 

1階

 

 

2階もあることが分かり、後日訪問した。

2階は誰もいなく、貸し切り状態であった。