神奈川新駅付近から帰途に着くため、新子安駅に向かおうとしたが、東神奈川駅の方が近いことが分かり、踏切を渡り、線路沿いを歩く。
途中、笠䅣稲荷神社があったので、一礼。
笠䅣稲荷神社は、社伝によると天慶年間(九三八~九四七)に稲荷山の中腹に創祀され、元寇に当たっては北条時宗より神宝を奉納されている。元禄二年(一六八九)に 山麓に移られて、霊験ますますあらたかとなり、社前を通行する者の笠が自然に脱げ落ちるということから笠脱稲荷大明神と称された。後に笠䅣稲荷神社と改称され、明治二年に現在地に遷座された。
また、この神社に土団子を供えれば病が治るとの特殊信仰もある。お礼に粢団子を供えるという。
※粢(しとぎ)とは、お米を粉にして水でこねて丸めた食べ物で、「お餅の原型」とも言われている。
東神奈川駅へ向かう途中の住宅地の中に旧町名がありそうな匂いがプンプンした。
この日の自分の嗅覚は冴えていた。(自分の本当の鼻は鼻オンチ)
先ほどの一礼のお返しもあったのだろうか、神社が町名の由来になっている思われる旧町名を発見することができた。
①発見日 2024年10月19日
②発見日 2024年10月25日
歴史
1932年(昭和7年)1月1日
神奈川町の一部を分離し、稲荷町、御殿町、神明町、東神奈川町を新設。
1976年(昭和51年)1月18日
土地区画整理事業に伴い、神奈川通、御殿町、神明町、東神奈川町、亀住町、稲荷町の各一部から東神奈川一丁目及び東神奈川二丁目を新設、稲荷町、御殿町、神明町、東神奈川町は廃止される。
さあ、痕跡探しに行ぐべ。
笠䅣稲荷神社の玉垣
稲荷会町内会
電柱のプレート