歩・探・見・感

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旧町名 武蔵野町西窪三谷

発見日  2021年11月20日 

発見場所 東京都武蔵野市西久保1丁目

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以前武蔵野〇西窪で紹介した西窪は字名がつかないものだったが、今回は「三谷」と字名が付いているものが見つかった。

「三谷」とはどのあたりだったのだろうか?
今昔マップで調べてみたところ、1917~1924年の地図には、現在の西久保2丁目当たりに武蔵野村「三谷」の町名があった。その後、1927~1939年と1944~1954年の地図には「三谷」はなくなっており、「山谷」に変わっていた。
自分が持っている古地図では現在の西久保1丁目当たりが「三谷」になっている。
今昔マップと手持ちの地図では、範囲を特定できなかった。

武蔵野市の「三谷」の地名の由来をネットで調べてみたが、「三谷通り」「三谷公園」「三谷通り商店会」がヒットするだけだった。
「東京地名考─台東区だけではない入谷と山谷」によると、武蔵野市の山谷のことは触れられていないが、「さんや」という地名は渋谷区、杉並区、目黒区、品川区にもあり、渋谷区は山谷、ほかは三谷と書いて「さんや」と読むとある。
武蔵野市の「三谷」が「山谷」に変わったのは、同じ読みだったからだろうか?
台東区、渋谷区の山谷の「山」を含め、「さんや」が低湿地を意味しているとのことだが、武蔵野市の「三谷」付近は低湿地ではないので、別な理由でつけられたのであろうか。