歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

電力プレート マサゴ

昨日(2021年10月12日)の東京は、曇り時々雨で最高気温22.3℃と秋らしい気温であった。しかし、日本全国を見てみると、熊本県天草市では最高気温34.0℃、北海道稚内市では最低気温0.0℃と気温差が激しい。

昨日の最大の目的は、もう投稿してしまったが、「本郷區根津須賀町」の木製町名看板の再訪であった。
他に、以前訪問時に見つけることができなかった「マサゴ-13」の電力プレートと旧町名の「菊坂町」の表札を見つけることだった。
設置場所は事前に調査済だったので、両方ともすぐ見つけることができた。

今回は、旧町名「真砂町」時代の「マサゴ」の電力プレート2枚を紹介する。

①マサゴ-11

発見日  2021年2月25日

設置場所 東京都文京区本郷4丁目

旧諸井恒平邸に設置されている。
このお屋敷は1906年明治39年)築で、煉瓦塀や煉瓦蔵もあり、当時の姿をそのまま残す貴重な建物だ。
現在もご子孫の方がお住まいらしい。

諸井恒平は埼玉県本庄市出身で、秩父セメント会社(現・太平洋セメント)の創業者で、セメント王と呼ばれた。

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②マサゴ-13

発見日  2021年10月12日

設置場所 東京都文京区本郷4丁目

金田一京助・春彦旧居跡に設置されている。

これは何回か訪問して、ようやく見つけられたものだ。f:id:citywalk2020:20211013135508j:plain

沿革
1878(明治11)年11月2日
東京府本郷区に所属。

1889(明治22)年5月1日
東京府東京市本郷区に所属。

1943(昭和18)年7月1日
東京都本郷区に所属。

1947(昭和22)年3月15日
東京都文京区に所属。

1965(昭和40)年4月1日
住居表示の実施により、現行の本郷一・二、四丁目に編入となり消滅。

町名の由来
浜の真砂の限りないようにと町の繁栄を願っての命名

旧真砂町には大正時代の洋風住宅が残っている。
当時は東京市が開発した市営真砂町住宅が並んでいた。
いずれも洋風の一戸建て住宅で、道路を挟んで東側に3戸、西側に5戸、計8棟が建てられた。
現在、そのうちの3戸が現存している。
当然見たことはあったが、そのような歴史があったことは知らなかった。
このように旧町名のことを調べていくと、いろいろなことが分かり面白い。
調べた内容を訪問者の方と共有できればいいなと思っている。